第142話 ルドルフ。
ゴールドウルフ。略してルドルフ。
まぁシルルたそやノノンたん式の命名法に合わせたんだろう。バーラとかと連絡は取っているのだろうし。
「…………ワールドエレメントさんがわざわざわ、こんな木っ端になんの用っすか? まさか、配信活動が邪魔だとか?」
俺はちょっとだけ強気で聞いた。味の染みたカツ丼のカツを齧りながら聞いた。ふっ、うめぇ。
このカリカリ感を失ってしまったカツと、味の染みた米と、シルルたその応援とノノンたんの笑顔があれば、俺はいくらでもイキれるぜ?
「いえ、まさか。その活動は続けてもらって結構です」
「あ、そうなんすか?」
しかし、決心も虚しくあっさりと許可が出る。
マジかよじゃぁなんの用だよ。
………………はっ、まさか本当に俺と郁也の尻をっ? や、やめろォー! まだ死にたくないぃ!
「単刀直入に……」
「たっ、単体ぶら下がってる刀をどこに直入れする気なんだ……」
「……は?」
「あ、いや何でもねっす」
「……太陽? どうしたの?」
「なんでもねぇって」
くそ、恐怖で口が先走っちまった。
こんなムキムキの偉丈夫が股間に持ってる刀とか、俺の尻に直入れとか絶対無理だ。頼むから狙うのは郁也にしてくれ。こいつ亡き後は俺が代わりにミィルちゃんも身請けして、チコリちゃんと二人をお嫁さんにして幸せに暮らすからさ。
「お二人には、その体を差し出して頂きたいのですが……」
「ほらやっぱり直入れする気なんじゃねぇか! 体を寄越せってなんだよ郁也だけにしてくれっ!」
「太陽お前ぶっ飛ばすよ? 俺にだってミィルちゃんって言う心に決めた相手が……」
「うるせぇ素人童貞が!」
「黙れよブーメラン野郎が」
俺と郁也は睨み合う。ふんっ、ミィルちゃんは俺が幸せにしとくから、お前はここで死ぬが良い。
「…………あぁ、誤解させましたね。申し訳ありません」
あーいや、そもそも、ワールドエレメントって性欲無いんだっけか。
娯楽として、それこそスポーツ観戦や実践くらいのテンションでなら見るのもヤるのも有りらしいが、肉欲は無いらしい。
そんな相手が「やらないか?」とか聞いてきたりしないだろう。流石に被害妄想が過ぎたか。申し訳ねぇ。
いや、だけどよ、『体を差し出せ』はダメだろ。勘違いするなって方が無理あるし、むしろ確信犯じゃねぇのかって言いたくなるぜ。
「要は、お二人に交渉したいのです。ゲストプレイヤーからもう一歩進んだ存在になりませんか?」
「……と、言うと?」
「つまりですね、リワルドと地球、その二つの体をより強くリンク出来るのですよ」
ルドルフの説明では、まぁ要するにリワルドに永住しないかって事らしい。
こっちで死んで向こうに行く訳じゃなく、向こうの肉体情報を強くこっちへフィードバックする事で、実質的な永住をしないか、そう言う提案だ。
もっと詳しく言うと、肉体丸ごとってなると色々な理由で今のところは無理だが、例えば向こうで俺のキャラクターが飯を食って、その満腹度や栄養なんかの情報だけなら、こっちの体に転送してフィードバック出来る。逆も然りで、更に遺伝子情報もしっかりとフィードバックするから子作りも向こうで出来るようになるらしい。
要するに、向こうで飯を食うとこっちの体も腹が膨れるので、ほとんどログアウトの必要が無くなる。まぁ長時間ログインしてると強制ログアウト食らうんだけどな。
「なるほど。で、対価は?」
「話しが早くて助かります」
メリットなんて物は、基本的に一方的に享受なんて出来ない。出来るとしたらそれは罠か、ありったけの善意と犠牲が前提と根底にある。
だから俺たちが一方的に得をする『交渉』なんて物は存在しないし、仮にそうだと言われたら罠なので断って逃げるのが一番良い。
「まだまだリワルドに人を送りたいのですが、なにぶん活動を活発にし過ぎまして、リソース不足なのですよ。なので、お二人の体をリソースとして使いたいのです」
詳しく聞けば、ワールドエレメントの力の仕様が少し分かった。
コイツらにも魔力みたいな、体内に内包するファンタジーエネルギーがあり、だけどそれは魔力と比べても出来る事の範囲も格も桁違いなスーパーエネルギーらしい。例えるなら神力とでも呼ぶべきそれを、ワールドエレメントは『リソース』と呼んでいる。
どのくらい凄いエネルギーかと言えば、ワールドエレメント一人分のほぼ全部を消費すれば、自分が異世界に転移出来ちゃうくらいの超常エネルギーだと説明された。
俺たちのキャラクターデータと魂をリワルドに送ってるのも、このリソースを使っての事。
で、ルドルフは俺たちをリワルドに送り飛ばす作業を続け過ぎて、そのリソースとやらが枯渇しそうなのだと言う。
「まぁ、ここ最近で一番リソースを使わされたのは転送作業ではなく、【剣閃領域】にボコられた後の回復なんですけどね。危うく本当に殺される所でした……」
それは置いといて、ルドルフはこれからも有用な人材をリワルドに送り続けたいので、その枯渇しかけてるリソースをどうにか補う必要があるそうだ。それで、思い付いたのが何をとち狂ったのか『人体分解』とか言うマッドサイエンティストも飛び跳ねて喜びそうな計画だ。莫迦なのコイツ?
「--という訳ですね」
「……つまり、俺たちをより長くリワルドに入り浸れるようにして、ログインしてる間は俺たちの体が、こう、なんか、よく分からんエネルギーに変換されるって事?」
「概ね、その認識で合ってます」
「分解されてる時にログアウトしたら、どうなんの? 死ぬの?」
「それは心配ご無用です。ログアウト時にはすぐに体が再構成されます。それと、もう専用の筐体も使う必要が有りません。お使いのスマホにアプリを入れておきますので、それを利用して頂ければリワルドへログイン可能です」
なんか、もう、意味分かんなくなって来た。
つまり何か? 俺達はスマホでピピッと操作すると異世界に行けるって事で良いんだよな? だって、ログインしてる間はこっちで体が無くなってるんだし、実質そうだよな?
「お二人のログイン中にその体を使わせて頂くことで、まぁ擬似的な異世界転移を実現するわけですね。幸い、既にお二人体が向こうに有りますから、スマホのアプリが起動した座標と向こうの体の座標を繋いで魂の接続を行うだけです。筐体でログインするのと殆ど変わらない形になってるんですよ」
分からん分からん。こう、親切に教えてくれてんのは分かるんだが、持ってる常識と倫理に差があり過ぎて意味わからん。
「えと、つまり何? 俺達はスマホでログイン出来る。ログインすると魂だけ向こうに送るから、フリーになった体はルドルフがリソースとして使うから消える。ログアウト時はすぐに元通りになる。向こうで食べた物でちゃんと栄養を取れるから、ログアウトの必要が無くなる。…………で、あってる?」
「大丈夫です。もっと言うと、お二人の体はリソースの回復能力増強に、少しだけブースターとしてお借りする形になります。だからどれだけ私がリソースを使っても、お二人の体が目減りする事はありません」
ああ、うん。それはちょっと心配だったんだよ。まぁ大丈夫なら良かった。
「あれ、そうすると、こっちでは仕事も家も必要無くなる?」
「いや、スマホの充電は必要だろうよ」
「それ別に家じゃなくても、簡易充電器で良くない?」
「その簡易充電器とスマホの代金どうすんだよ」
「いや、それこそもう、配信で稼げば良くない?」
楽観的な郁也である。いくらジワルド民の大半がノノンたんしゅきしゅきの民だとしても、所詮俺らは隠し撮りしてるだけの配信者なのだ。
もし仮に、この先に【双鎌妖精】や【薬師神】、【剣閃領域】が正式に配信なんて初めて見ろよ。俺らのシェアなんてあっと言う間に奪われるぞ。
「金銭がご心配でしたら、お二人の体を借りする時間に対して報酬を支払う用意も有りますよ。時給三千円程でどうでしょうか?」
俺と郁也の会話を聞いたルドルフが、追加で提案して来た。
おいマジかよ。基本的にログアウトの必要が無くなるんだから、二十四時間ログインしっぱなしでも良い訳だろ。そうしたら一日七万二千円も貰えちまうの? マジかよ!
「あ、それってリワルド時間? 地球時間?」
「さすがに地球時間ですね」
一時間水増しは出来なかった。
むふ、面白そうな取引だな。
「そして、この取引を受けてもらえるのでしたら、ノノン様のご家族の情報をお二人に渡しましょう」
「--ッッ!?」
おい、それ、もう交渉って段階じゃねぇだろ。
「そこまで分かってんなら、ノノンたんをご家族と会わせてあげるくらい出来ねぇのかよ」
「いえ、必要ありません」
「ッッ!? ひ、必要ねぇ訳ねぇだろうがッ!」
頭が一瞬で沸き立つ。あまりにもノノンたんを蔑ろにする発言を聞いて、俺はまだここがよよい軒の中だと言うのに叫んでしまう。
「--ああ、申し訳ありません。また勘違いをさせてしまいましたね。どうやら私は、言葉を交わすのが苦手なようです」
「…………あ? つまり、何が言いてぇんだよ」
「太陽、ちょっと落ち着きなよ」
「だってよぉ……!」
「俺たち以外にもお客いるんだよ」
「……あっ」
おっけー、そーくーる。そーくーる。
店員と二組居る客の全員から不審者を見る目を向けられるのは精神に刺さるぜ。
俺は瞬間クールダウンして席に座る。そして残ったカツ丼を掻き込んだ。いつだってカツ丼は男の正義なのだ。むしゃむしゃ。
「お二人に勘違いして欲しくないので、…………そうですね、まずはコチラをご覧下さい」
「…………え、それって」
金髪イケメンのムキムキ偉丈夫色気ムンムンダンディのお洒落ルドルフがおもむろに取り出したのは、一冊のファイルだった。
そこにファイリングされて居たのは、とあるグッズのコレクション。
-
今や「VRネトゲと言えばこれ」と圧勝を続けるジワルドのキャラクターから、NPCもプレイヤーも関係なく、人気の高いキャラクターがデフォルメされてステッカーになってるアイテムで、ランダムで誰か一人のステッカーが手に入るパック商品だ。
中身は完全にランダムであり、シーズン毎に種類も代わり、そして一シーズンでも採用されるステッカーの種類が百五十を超える。
そして当然、採用キャラクターにはノノンたんも選ばれている。
「……おまっ、これ、ノノンたんが登場し始めたVol.21から最新86まで、ノノンたんフルコンプだとっ!?」
「…………くそっ、ノノンたんファン新参の俺たちじゃ、流石に当時ですら入手が難しかった廃盤のリアル公式グッズなんて持ってないッ!」
そして、ルドルフが得意げに見せるファイルには、俺たちもいつかオークションなどで揃えようと思っていた、『きゃらくたーず☆これくしょん』に登場するありとあらゆるノノンたんが揃っていた。
正直、超羨ましい。
「こ、こんなの、て言うかルドルフあんた、運営側の--」
「莫迦な事を言わないでください。当時も発売日に並んで買いましたし、ノノン様が出るまで入荷日は並び続けましたよ」
「--あ、そっすか」
あ、もしかしてこいつ、俺らの同類なのかっ?
「そう、私もノノン様のファンなのです。それも、重度の」
「…………バーラはシルルたそのファンらしいけど」
「あんな銀色パッパラパーと一緒にしないで下さい。私がノノン様に抱く想いは、もっとずっと大きく純です。ええ、それこそガチ恋勢だと指を指されても否定出来ない程です」
ガチ恋勢だと、むしろ胸を張るルドルフ。こ、こいつは筋金入りだぜ。
「じゃぁ、ノノンたんのご両親が必要無いってのは……?」
「それはですね、もう送ったからです」
「…………? なにを?」
「ご両親を」
「…………どこに?」
「リワルドに」
…………わっつ?
「…………えッ!? え、もう居るの!? リワルドにッ!?」
「居るはずです。ただ、私は今コチラに居ますし、リソース残量の問題も有りますので、現在親御様がリワルドのどこに居るかは、私にも分かりません。それは銀色パッパラパーの領分になります」
「いや、いやいや! もっと早く言えよ! え、なにじゃぁ、俺らの活動って丸っと無駄だった!?」
俺らの活動って、最終目標がノノンたんのご両親にジワルドを初めて貰って、そしてリワルドに来てもらう事じゃん。なのに既にご両親がリワルド入りしてるとか、俺らってただ必死に踊ってたピエロじゃんね。
「いえいえ、まさかまさか。……お二人のお陰で毎日がとても潤いましたとも。ノノン様の愛らしい日常を拝見出来て、私も頑張った甲斐がありました。笑顔のノノン様が尊い……」
「それには同意する」
「ほんそれ」
あ、うん。俺らの動画のファンでもあったのね。
向こうとのやり取りも好きに出来ないって言うなら、ノノンたんの近況も好きに知る事が出来ないんだろう。それは辛いよな。
「……あれ、じゃぁ、ご両親の情報ってのは?」
「もちろん、現住所ですよ。リワルドでノノン様の親御様がどこに居るか、恐らく銀色パッパラパーは把握してないでしょうからね。ならばこっちで直接会って聞けば早いでしょう?」
こ、こいつ、もしかして有能か? 本当にあの、色々と不安になるバーラや他のワールドエレメントと、同じ存在なのか?
「あんた、リソース云々の話しはついでだったな? これがメインだろ」
「あら、バレてしまいましたか」
くすくす笑うルドルフに、俺も郁也もジト目を返す。
「いえね、私も、本当なら親御様をお送りしたらすぐに動くつもりだったんですよ。ですが、【剣閃領域】に殺されかけた傷が予想よりも重くてですね……」
「えぇ……、ノノンたんのお師匠様、どんだけ……」
「プレイヤーじゃ勝てない仕様にしてあった筈なんですがね。本当に、あと一歩で死ぬ所でした……。回復するのに多大なリソースを使いましたし、時間もかかりました」
ヤベぇだろ。【剣閃領域】どんだけだよ。チートなのか?
「いえ、チートではございませんでしたよ。ただ、現実でも同じ事が出来る達人って言うだけで、システムで抑え切るのは無理だっただけの話しなのです。……もう二度と達人系プレイヤーには絡みませんとも」
あー、うん。現実でも縮地が出来るような化け物だもんな。システムで絶対的な上下関係を叩き付けたって、システムの外の理で攻められたらどうしようもねぇか。
ノノンたんは【剣閃領域】を相手に五割勝てるって言うが、つまりノノンたんもシステム外の『技術』によって渡り合ってるんだろう。
「そもそも、どんな基準で送るプレイヤー選んでんの?」
「それはもちろん、リワルドの発展に寄与して頂ける…………」
「本音は?」
「ノノン様の幸せが基準ですね」
ふっ、なるほど。お前さてはノノンたんガチオタクだな?
仲良くなれる気がするぜ。
「……あれ、じゃぁ俺たちって?」
「自慢じゃねぇけど、言うほど役に立てないぞ?」
「リワルドではそうでしょうね。ですが、コチラですとお二人はなかなかですよ?」
それは、配信活動のことか?
しかし違うらしい。笑うルドルフは、胸元から茶封筒を出すと、俺らの前に置いた。
「例の住所と、当面の活動費です。タクシー程度ならじゃんじゃん使って下さい」
「え、おぉ? まーじ?」
「やったぜ。これでリワルドにログイン出来るっ」
「あ、待てよ別に、もう家に帰らなくてもログイン出来るんじゃね?」
「いやいや、まだ正式にリソースになる話し受けて無いじゃん」
「じゃぁ受けようぜ」
「という訳で受けまーす!」
「ふふふ、ええ。ありがとうございます。アプリはもう入れておきましたよ」
またくすくす笑うルドルフは、これでもう要件は終わりだと言うように席を立つ。今更だか奴が食べていたのはシャケ定に納豆と玉子焼き付きだった。ヘルシーか?
「ノノン様の親御様に会えば、お二人が選ばれた意味も少し分かるかも知れませんね。お二人が会いたがってる方でも有りますから」
最後にそう言って、ルドルフはよよい軒から出て行った。
お? お? 黒幕ムーヴはしないんじゃ無かったんですかい? 最後に思わせ振りな事言っちゃってまぁ。
「俺たちが、会いたがってる人?」
「いやそりゃ、ノノンたんのご家族なら会いてぇだろよ。そのために動いてんだし」
「でも今の、そう言う感じのアレじゃ無かったよね?」
クソっ、めちゃくちゃ気になって来た。
「…………俺たちの会いたい人ぉ? ……誰だよ、明智主任か?」
「いや確かに明智主任にはめちゃくちゃ会いたいけどさ。クソほど恩返ししたいけどさ。流石に違くない?」
「じゃぁ誰だよ。一周まわってくそハゲ上司か?」
「え、会いたい? あれに?」
「殺すために」
「なるほど。……いやダメじゃない? それで会えちゃったら、ノノンたんの父親がアレって事じゃん? 殺したら俺らが永久に殺されるよ?」
「……ひぃ、二重の意味で嫌な未来だぜっ」
あのクソの遺伝子がノノンたんに混ざってると思うと絶望しそうになるし、ノノンたんがあのクソハゲを愛してやまない現実にも唾を吐きたい。
「嫌だ。あのクソハゲがノノンたんの父親って未来だけは嫌だっ」
「それは同感。……やっぱり明智主任だったら納得なのになぁ」
「それな。ほんそれ。明智主任だったらノノンたんのお父様にピッタリだろ。あんな人格者、他に居ねぇし」
「まぁ、そんなご都合主義が現実に有るかって話だけどさ」
「それなぁ」
二人ではっはっはと笑いながら、ルドルフが置いていった茶封筒を手に取り、中身を見る。
「……うぉ、諭吉パイセンが二十人でスクラム組んでるぞ」
「え、まぁじ?」
「十人ずつ分けるか」
「あ、いや良いよ。活動費でしょそれ。お小遣いじゃ無いんだからさ。ちゃんと管理してくれたらそれで良いよ」
「とりあえず、たくすぃー?」
「有給ブチ込む? アポ無しで行くなら最悪数日は要るでしょ」
何だかよく分からないが、とりあえず家に帰れなくてもリワルドに帰れるようになったので、チコリちゃんとイチャイチャぱこぱこして来るかねぇ!
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