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2020年6月10日 12:20
イベント『異世界ファンタジー主人公成長・無双系連載作品の批評』より。批評します。・冒頭の完成度良い点:主人公が誰なのか示されている。悪い点:主人公が達成したい目標・夢が示されていない。世界観の説明が少ない。・文章の読みやすさ(文章の美しさとは別)良い点:文法が正しい。地の文と会話文のバランスがちょうどよい。悪い点:一人称と三人称が混同している。・登場人物の深み良い点:性格がはっきりと出ている。悪い点:言動に一貫性が無い。・総評文章の読みやすさについて。文法が正しく守られている点が非常に評価できる。ただ地の文で、一人称と三人称が曖昧な箇所がいくつも見られた。例えばこの話のさ最後『言い訳。そうこれはいいわけでしかない』という文章。明らかに主人公の心の中の描写。一人称視点の書き方である。一人称と三人称の違いを意識しながら執筆できると良い。冒頭の完成度について。主人公がどういった人物なのかが描かれている点が評価できる。しかし物語の目的が分からず、読んでいてモヤモヤとした印象を受けた。主人公が到達したい目標。到達したい理由。到達するまでに立ちはだかる困難。困難を乗り越えるための方法と努力。これらの要素を冒頭で取り入れ、小説のテーマをはっきりと読者に伝えることを意識してみよう。また、世界観の説明が少なすぎる。そのためストーリーの違和感が大きく感じた。主人公はなぜ異世界に来たのか。どうやって来たのか。異世界はどういった場所なのか。なぜ特殊能力を使えるのか。そういった基本的な要素を深堀りし、物語に入りやすくなるように意識してみよう。登場人物の深みについて。初登場時にしっかりと性格が描かれており、個性が出ていた点が評価できる。しかし言動に一貫性がない。ストーリーを作ろうとしすぎて、人物の言動に矛盾が出ている。例えば異世界で王様が主人公に会いに来るシーン。私もリスナーの一人、と言っているが異世界でどうやって配信を見ているのか分からない。数十年戦争が無いと言っているが、そのすぐ後に他国から攻め込まれている。主人公が異世界に来て活躍するために、他のキャラクターや設定を捻じ曲げすぎている(いわゆるご都合主義)。プロットを書くなどして、ストーリーの流れを整理してから登場人物の設定も考え、執筆にあたると良いだろう。
イベント『異世界ファンタジー主人公成長・無双系連載作品の批評』より。批評します。
・冒頭の完成度
良い点:主人公が誰なのか示されている。
悪い点:主人公が達成したい目標・夢が示されていない。世界観の説明が少ない。
・文章の読みやすさ(文章の美しさとは別)
良い点:文法が正しい。地の文と会話文のバランスがちょうどよい。
悪い点:一人称と三人称が混同している。
・登場人物の深み
良い点:性格がはっきりと出ている。
悪い点:言動に一貫性が無い。
・総評
文章の読みやすさについて。文法が正しく守られている点が非常に評価できる。ただ地の文で、一人称と三人称が曖昧な箇所がいくつも見られた。例えばこの話のさ最後『言い訳。そうこれはいいわけでしかない』という文章。明らかに主人公の心の中の描写。一人称視点の書き方である。一人称と三人称の違いを意識しながら執筆できると良い。
冒頭の完成度について。主人公がどういった人物なのかが描かれている点が評価できる。しかし物語の目的が分からず、読んでいてモヤモヤとした印象を受けた。主人公が到達したい目標。到達したい理由。到達するまでに立ちはだかる困難。困難を乗り越えるための方法と努力。これらの要素を冒頭で取り入れ、小説のテーマをはっきりと読者に伝えることを意識してみよう。また、世界観の説明が少なすぎる。そのためストーリーの違和感が大きく感じた。主人公はなぜ異世界に来たのか。どうやって来たのか。異世界はどういった場所なのか。なぜ特殊能力を使えるのか。そういった基本的な要素を深堀りし、物語に入りやすくなるように意識してみよう。
登場人物の深みについて。初登場時にしっかりと性格が描かれており、個性が出ていた点が評価できる。しかし言動に一貫性がない。ストーリーを作ろうとしすぎて、人物の言動に矛盾が出ている。例えば異世界で王様が主人公に会いに来るシーン。私もリスナーの一人、と言っているが異世界でどうやって配信を見ているのか分からない。数十年戦争が無いと言っているが、そのすぐ後に他国から攻め込まれている。主人公が異世界に来て活躍するために、他のキャラクターや設定を捻じ曲げすぎている(いわゆるご都合主義)。プロットを書くなどして、ストーリーの流れを整理してから登場人物の設定も考え、執筆にあたると良いだろう。