オタク高校教師との会話 萌えが認めれるようになったのは?

 本日も文芸部顧問の現文ゲームオタク先生との会話紹介をしていきます。


私  「えっと、今はオタクが社会に許容されている傾向にあるのは何故なんでしょうか」

先生 「うーん。社会における人権を獲得したからじゃないかな」

私  「人権ですか?」

先生 「そう。オタクが許容されてこなかった背景には、オタクの在り方自体が当時の社会とかけ離れていたことが挙げられる。一人でも満足しているから結婚をしない。遠出もしないから車も買わない。家も買わない(=大きな経済活動に参加しない)。これは、その当時の人々の当たろ前だったことに反した生き方だった。いわば、オタクは反社会的な集団のように捉えられていたんだ。だから批判も大きかったわけだ。

 だけど、前にも話した萌えへのマーケットの拡大に彼らもまた取り込まれたことで、彼らからも利益を十分に得られるようになった。だから、オタクたちもまた利潤を生むものとして社会における人権を得たわけだ。

 さらに、幼いころからそういった文化に親しんだ若い世代は多いだろうから、オタクへの理解はあるだろうね」

 

 確かに、最近は私のクラス内でも、ライトノベルを読んでいる割合は多いように思いますし、リゼロといった萌え要素の高い作品(アニメ等も含む)が好きな人も多い気がしますね。まあ、クラスの規模は大きくもないですし、学校やクラス単位でその傾向は違うとは思いますが。


 明日は、「オタク教師との会話 萌えと学問」をお届します



 

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