第三部登場人物紹介
登場人物紹介3
◆
本作の主人公。黒と銀が入り混じった髪がトレードマーク。瘦せ型。澄んだ蒼い瞳とは対照的に何時も気だるそうな顔をしている。ブリタニア王立魔導学園、遺物科二年。同科評議会副議長。魔術科臨時講師。
ひょんなことから謎の魔剣ティルフィングと契約を交わし様々な騒動に巻き込まれる破目に。
遺物科所属でありなが魔術師として高い腕を誇り、臨時講師として教鞭をとることも。遺物科と魔術科、両方に足を掛ける変わり者として見られている節もある。
今回は思い悩むイサベルを見かねて相談に乗ったことで騒動に巻きもまれるはめに……。
◇ティルフィング
学園長ヴォーダン=ケントリスにより引き会わせられた双魔を気に入り契約を交わした神話級遺物。
漆黒の髪と深紅の瞳が特徴的な無邪気で可憐な美少女。食べることと契約者である双魔が大好き。
人間態でも非常に高い戦闘能力を誇るが、有事の際には真の姿である黒き魔剣の姿で双魔によって振るわれる。
過去の記憶をほとんど失っており、前髪で隠れた右眼、他の遺物たちと面識がない等謎多き存在でもある。
最近の趣味はサロンで他の遺物たちとお茶をしながら話すこと。
◇イサベル=イブン=ガビロール
紫黒色の美しい長髪のサイドテールがトレードマーク。ブリタニア王立魔導学園魔術科が誇る才女。
ブリタニア王立魔導学園、魔術科二年。同科評議会副議長。
ゴーレム使役術の大家、ガビロール宗家の令嬢、次期当主。知的かつクールな印象、程よく真面目な性格。
”選挙”において圧倒的な実力を見せつけ、魔術科副議長に就任。その奮起の陰には”とある人物”の評議会入りがあるとかないとか……。
今回は実家からの知らせにより窮地に立つが梓織の勧めで双魔に相談することに。
◇
通称”魔術科三人娘”。イサベルのクラスメイトにして友人。ブリタニア王立魔導学園、魔術科二年。
ウェーブの掛かった黒髪が美しく一番背が高く心配性なのが梓織。茶髪のポニーテールで元気なのがアメリア。ぶかぶかなローブを着ていつも眠そうなのちびっ子が愛元、意外と鋭い観察眼を持つ。
大概三人一緒でイザベルの良き相談相手。双魔にも一目置かれている。
今回はイサベルのために奔走する。
◇
双魔の一つ年上の許嫁。長く艶やかな黒髪、斜めに切り揃えた前髪と赤い曼珠沙華の髪飾がトレードマーク。和服の似合う嫋やかな美少女。大日本皇国国立改め、ブリタニア王立魔導学園遺物科二年。
幼少の出会いより双魔に心底惚れている。悪戯っぽく双魔をからかうのが好きだが押しには弱い。人前では恥ずかしがり屋。極東の冥府における裁判長”閻魔大王”の実の孫娘。
双魔と会えない寂しさに耐え切れず?内緒でブリタニアに押しかけてきた。女の子って強い。
契約遺物は”裁きの冥鏡”浄玻璃鏡。
◇
六道鏡華の契約遺物。
極東の地獄における最高神にして裁判長、閻魔大王の所持する神鏡。死人の生前の姿、引いては現世の過去と現在のすべてを映し出す。
容姿は本文に詳しい。寡黙。その場の景色に溶け込むように佇むか、座っていることが多いが偏屈というわけではない。
◇
双魔の両親に代わって彼の世話をする傅役。小袖と割烹着の似合う妙齢の美女。
心配性でいつも双魔のことを心配しているなるべく口にせず(本人はそう思っている)双魔を見守っている。
双魔がティルフィングを連れてきたことにより彼女の面倒も見るようになり、可愛がっている。
◆アッシュ=オーエン
双魔のクラスメイトにして親友。金髪碧眼、中性的で背の低い美少年。
ブリタニア王立魔導学園、遺物科二年。同科評議会、書記。
遺物使いとして若年ながら高い実力を保持し、世界神秘連盟の定める位階のうち上位者に与えられる”竜騎士”の称号を有し、ブリタニアの近衛騎士団にも所属している。
柔和な人格者で上記の容貌も相まって、女子は言わずもがな男子からも頼りにされている。
契約遺物は”最高の聖盾”アイギス。
◇アイギス
アッシュ=オーエンの契約遺物。
ギリシア神話の知恵と戦いの処女女神アテナの聖盾。
容姿は本文に詳しい。神秘的な美貌を持ち、性格も決して悪くはないが少々毒舌家。
◇ハシーシュ=ペンドラゴン
双魔とアッシュのクラスの担当講師。背が高いにもかかわらず、姿勢が前によっており、顔色も悪いがそれを含めてもまだ見目は悪くない。ペンドラゴン王家の出身。
何故か常に白衣とモノクルをつけ煙草をくわえている。怠惰でひねくれ者だが面倒見はいい。
契約遺物は日ノ本の平安の御世における最強の化生殺し、源頼光の佩刀、童子切安綱。
◆
ハシーシュ=ペンドラゴンの契約遺物。
日本三大化生の一角、酒吞童子を屠った神刀。
容姿は本文に詳しい。怠惰な主に甲斐甲斐しく世話を焼き、遺物科の学生にも”安綱さん”の愛称で親しまれる。
◆ヴォーダン=ケントリス
ブリタニア王立魔導学園の長。双魔とティルフィングを引き合わせた。
世界一の魔術師かつ三指に入る遺物使いであるため”槍魔の賢翁”の異名をとる。
学園の長として学生たちを見守る好々爺である一方、多くを知るが故の行動も見受けられる。
契約遺物は北欧の主神オーディーンの”必中の神槍”グングニル。
◇グングニル
ヴォーダン=ケントリスの契約遺物。一度投げれば必ず敵を貫くと謳われたオーディーンの神槍。
メイド姿でヴォーダンの秘書を務める。ちなみに、メイド服はヴォーダンの趣味。
◆オーギュスト=ル=シャトリエ
フランス聖王国より赴任した魔術科の新人講師。母国の王立魔導学園を首席で卒業し、その実力は折り紙付き。ただし、性格に難があるとの噂も。
ブリタニアを訪れた理由は講師としての赴任だけではないようだが…………
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