心の癒しも、時に痛みを伴う
今年は1月から先月まで、足の怪我の治療のために整骨院に通っていました。
その治療の一つである針治療が、結構痛かったです。針が刺さっているところにも注射くらいの痛みがあった他、その周りの筋肉にも、焼けるような痛みが広がりました。それに耐えるために、自分は針を抜いてもらうまでずっと深呼吸を続けていて、軽く汗ばむ時もあったほどです。
そういう、患部を刺激する治療は、痛みを伴うことがあります。
心に対する癒しでも、同じかもしれません。
自分はよくこの雑記で、家庭環境の嫌な部分とか自分自身の弱みとか、ネガティブな話題を書いてます。
そういう話題を書くためには、嫌なことを思い出したり、自分自身の中の嫌悪や怒りや恨みつらみといった醜い感情に向き合ったりする必要があります。
当然それは、苦しい作業です。そういう話を書き出す時、胸のむかつきや身体のこわばりなどを覚えることはしょっちゅうあります。先日も、その苦しさを避けるために、タイトルと書きかけの本文数行を消してから別の無難な話題に切り替えました。
しかし、ネガティブな話を思い切って書ききり、そして公開した後は、不思議とすっきりした気持ちを覚えることがあります。昨日の記事(https://kakuyomu.jp/works/1177354054895092612/episodes/16816452218994564609)を書いた後も、そうでした。
それは針治療と同じで、心の「患部」に触れることで、癒しに必要な刺激を与えられたからかもしれません。
それを理解したので、これからネガティブな話題を書くときも、きっとその苦しさを「癒しに必要な痛み」だと思えます。
そうして自分が書く記事が、他の誰かの心の「患部」も刺激して、癒しにつながっていれば幸いです。
※2021/03/09、この記事に書いた「心への癒し」は正式な医療行為ではないので、誤解を避けるため、該当の部分に「治療」と書いていたのを「癒し」に修正しました。
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