どうして自分の家でステルスゲームやってるんだ

「家に父や母がいる時に緊張する」

という話をよく書いてるのですが、その緊張の内訳をもう少し具体的に書いてみます。


最近よく、

「どうして自分の家でステルスゲーム(敵を倒すのではなく、見つからずに目的を達成するゲーム)やらなきゃいけないんだ……」

と思います。

同じ家で生活してる父や母に、自分の姿そのものを見られることは、さすがに避けられません。

それでも、父や母の目線を避けたい状況があるために、めんどくさい判断を毎日のようにしています。

例えば、

・自分が手洗いしたい時に、母が1階の洗面所を使いそうな時は、それを予想して2階の流し台で手洗いする

・(浄水器付きの蛇口がある)台所で水分補給したい時に、母が皿洗いしていたら、終わるまで待つ(待てない場合、小言を言われる覚悟をして水分補給する)

・母が夜に洗濯物を干す(1階の洗面所で洗濯機から出した洗濯物を、2階で干します)時間帯に自分がトイレに行きたくなったら、1階のトイレと2階のトイレから、母と遭遇する可能性が低い(と予想できる)ほうを選ぶ

などしています。ざっと挙げると、母が関わるケースばかりになりましたが……。


例えば洗面所の手洗い場の使用とか、台所の流し台の使用とかでバッティングした場合、実用的な面から父や母が困るのは分かります。

それを理解した上でも、

・生理的に必要な水分補給をやっても、皿洗い途中の母からしかめ面で小言を言われる

・自分(大沢)は手洗いをかなり丁寧にやるので、機嫌が悪い時の父や母がそれを見ると、手洗い場の使用でバッティングしなくても小言を言ってくる

といったことがあると、やっぱりストレスになります。

それ自体のストレスと、それを避けるための警戒によるストレスが積もり積もって、無視できないほどのダメージになることがあります。

そんな、ステルスゲームみたいな緊張感を、自分は家で毎日持っています。

その楽しくないゲームはいくら続けてもクリアできないので、そこからは自分の意思で抜け出すしかありません。


この記事の例えが、同じようなストレスを抱えてる人にとってしっくり来たら幸いです。

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