両親となるべく口を利かなくなりました
先日、古着(両親から押し付けられた服や、両親から植え付けられた価値観のために無理に買った服)が売れなくてキレた事件(https://kakuyomu.jp/works/1177354054895092612/episodes/1177354054942284152)で、両親に対する憎しみを自覚しました。
それ以降、両親と話すのも嫌になって、実際になるべく口を利かないことにしました。具体的には、向こうから話しかけられた場合に答える時や、生活上必要な会話以外では話していません。
だから、母が何か独り言を言っても基本的には無視してます。夕食の頃に仕事から帰ってきて未明にまた家を出る父とは、昨日とおとといは一言も話していません。
そうしていて気づいたのが、
・自分には、両親の気持ちはコントロールできない
という、当たり前のことでした。
例えば、母は夕食の準備などでばたばたしている夕方にはいつもいらいらしています。それは、自分(大沢)が頑張って両親に笑顔を向けたりお礼を言ったりしていた時期にも変わりませんでした。
逆に、自分がなるべく口を利かなくなった最近でも、両親は夕食時にテレビを見ていれば幸せそうに笑っています。内心では、自分(大沢)の口数が減ったことを気にしているかもしれませんが、今のところ「最近どうしたの?」とか聞いてきません。
よって最近は、
「両親の機嫌を取るために気をもまなくていいんだ……」
ということを、理屈ではなく感覚で理解できていると思います。
普通なら、家族とのコミュニケーションは多いほうがいいのかもしれません。自分も少し前まで、天気やテレビのバラエティ番組などの表面的な話題では、両親と楽しく話そうとしていました。
しかし残念ながら、人生や仕事などに関わる重大な話題については両親から頭ごなしに「正しさ」を強要されるばかりで、安心感をもって話せたことがありません。
だから、(極端に言えば、自分の生存が脅かされないか心配なために)両親の機嫌を損ねないか無意識に気にして、脳のリソースを無駄遣いしていたと思います。正直今でも、両親が家にいるだけで緊張するのは変わりません。
そんな精神力の浪費をやめて、もっと有意義なことに脳を使えるようになりたいです。
このお話はつまり、不健全な環境で育った自分が精神的な自立を達成するための、危険な裏技の話です。
それが成功するかどうか、見届けていただければ幸いです。
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