免許返納の撤回を迫られました
おとといに運転免許を返納したら両親に怒られた(https://kakuyomu.jp/works/1177354054895092612/episodes/1177354054921971865)のですが、その話にもさらに続きがあります。
その話をした夜に、なんと免許返納を撤回するように両親に言われたのです。
よって昨日、運転免許の試験場に問い合わせたのですが、もちろん返納の撤回は無理でした。
(少なくとも肉体年齢的には)成人した人間が、役所に明確に意思表示した上で行った手続きをなかったことにできないのは当然です。
そんな信じられない無理を両親に迫られて思ったことが、
「あいつらには、我が子の独立した意思を尊重する気がないんだな」
ということです。
自分だって、自力で運転することを放棄するリスクも考えて、免許返納を決断しました。それを全否定されたことを、「お前はまともな判断力を持たない子供だ」というメッセージだと、自分は受け取ったのです。
免許返納の話をした後、母からは「何でも絶対に相談してね?」と言われました。
しかし思い返せば、プロのラノベ作家になるために新人賞向けの作品を書き出した時や、個人事業主として開業した時も、自分は両親には一切相談せず、先に既成事実を作りました。逆にそうしだす前、具体的には20代後半まで、自分は「とりあえず無難に就職」以外のリスキーな道に挑むことは避けてきました。
きっと昔から、両親に何か相談しても、彼らの「正しさ」「常識」に基づいた選択肢を強制されて、自分の意思を潰されてきたのだと思います。だから、リスクも考慮して自分で決断するという、自立した大人に必要な覚悟が持てなかったのだと思います。
その呪縛を破るために、今後も自分の人生に関わる重大な決断をする時、両親だけには絶対に相談しないつもりです。
今回のことから引き出せる教訓は、
・他人の相談を聞くときは、相手の最終的な決断が自分の「正しさ」と違っても尊重する
・相談する相手には、上に書いたように他人の意見を尊重できる人を選ぶ
という、相談の聞きかた・しかたについての基本中の基本です。
他人の重大な選択について相談された時・逆に誰かに重大な選択について相談したい時、この記事を思い出していただければ幸いです。
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