喉元過ぎて熱さを忘れてるだけ

正直、自分の家庭環境について、

「本当に、自分の人生のハンデになるくらい酷いものだったのか?」

と思うことがあります。

割と気分がいい時だったら両親と楽しく話せるし、「30過ぎても食べさせてもらえて幸せだなあ」と思える時もあるからです。

その一方、幼少期に自分の心を傷つけたエピソードについて、断片的にしか思い出せないでいます。


しかし今でも自分は、いつ機嫌を悪くするか分からない母に無意識におびえていたり、励ましをくれてもどこかおざなりな父に壁を感じたりすることがあります。

だったらきっと、幼少期からずっとそうだったのだと思います。単に喉元過ぎて熱さを忘れているだけです。


その「熱さを忘れた」気持ちのままでいる人は、

「ちょっとご両親に不満があっても、あなたの家庭環境は恵まれてる!」

なんて、今まさに「やけど」している人をさらに傷つける言葉を吐いてしまいかねません。

だから自分も、その「熱さ」の最中の気持ちを忘れないよう、気を付けたいです。


読者様が人の悩みに寄り添いたいとき、この記事を思い出していただければ幸いです。

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