身近な怨霊

 ネットの海に瓶を捨てる


 名前と住所とを忘れずに


 だれかれ構わず思うまま


 次々瓶を不法投棄



 ――――少しまて



 頭が冴えるころ


 ひとつひとつに霊が宿る


 そして誰かにつく


 否応なく誰を染める



 こころに一滴


 それは片道切符のなれの果て

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