2021年6月7日(月) 快晴

 5月の中旬以降の2週間ほどの期間を、プロジェクトの狭間のタイミングであったためゆったりと休暇に当てて過ごしていた。

 先週から通常通りの稼働をしているが、年明けから5月初旬までの慌ただしい日々が嘘のように、日中ミーティングすら入らない日があったほどで、調度部屋の模様替えをしようと購入していた無印良品のスタッキングシェルフを組み立てたり、そこへ部屋中の書籍を収めるといったことをしながら過ごしている。

 今週からまた徐々に忙しくはなるであろうが、過渡期と比較するとその日その日の仕事はギュッと縮めてやってしまえば3時間もあれば納まるのではないかと思う。


 スタッキングシェルフの中でも3列5段の一番大きなサイズのものをサブスクリプションで利用するのだが、思った以上に部屋へ入れてみると大きく圧迫感があると、組み立てる気を失くして一旦昼寝をして現実逃避をしてしまった。だがいざ組み立てて本を収めてみると、興味を持って購入した本、言わば自分が好きで買った本がぎっしりと詰まった本棚は充実したもので、今後は思い付いた時にそれらを手に取ることが出来るのだと、何処か精神的に心強い気がしてくる。

 タイトルを眺めていると、いついつのどういった状況の時に何処の書店で買ったものだとか、当時の記憶を連れて来てくれるので感傷深くもなる。ある意味自分の軌跡のようなものだ。

 これまで数年間段ボール箱やカラーボックスに眠っていたもので、これでも明らかに今後手に取ることも無いであろうものは少し前に処分していたのだが、これだけ収納に余裕があるのであれば残しておけば良かったと後悔の念も過ぎる。


 組み立て終えた時にもやっぱりかとそのサイズ感に気圧されたものであったが、本が収まった後では不思議とその大きなサイズも気にならなくなっていた。

 それだけの量を収めてもまだスペースに余裕があるのだから、寧ろ頼もしさを感じて止まない。もともと壁一面にぎっしりと本を敷き詰められるような大きな本棚が欲しいと踏んでのサブスクリプション契約であったではないか。


 リモートワークが落ち着いても、元の様に毎日オフィスへ行く日々に戻るということは無いのだと、ニューノーマルとどのように向き合うかが社内でもテーマになっている。

 すくすくと育ってくる子供達の部屋作りと兼ねて、僕も理想の仕事部屋を完成させたい。

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