<中年のブタ>が主人公だったアニメ映画とかもあったじゃん。でも、すっごくカッコよかったじゃん。過去を消すためにダンゴっ鼻のブサメンに整形した宇宙海賊が主人公の漫画とかもあったじゃん

私はさ、自分が『描きたい』と思えば、LGBTだろうがなんだろうが、作品の中に登場させるしさせてきた。基本的に人種とかも関係ない。詳しい描写はしなくても、イメージとして『このキャラはこれ系で』って思い浮かべながら描いてることも多い。


あと、主要なキャラクターの容姿について<美形>とかって明記してない場合は、だいたい<フツメン><十人並み>のつもりで書いてるよ。その上で、読者の好みに合わせて想像してくれればいいと思ってる。


ただ、挿絵ではだいたい、美形って形で描かれちゃうけどさ。


ああ、そう言えば、チビでデブな少年とのオネショタものを描こうとして、さくらにボツ食らったことあったっけ。あん時も、私は自分がそういうキャラで物語を描きたいって思ったから書いただけだよ。


で、ボツくらった後にWebで公開したけど、確かに人気は出なかったわ。商品として売らなきゃいけない出版社としてはまっとうな判断だと思う。


だけどさ、<中年のブタ>が主人公だったアニメ映画とかもあったじゃん。でも、すっごくカッコよかったじゃん。過去を消すためにダンゴっ鼻のブサメンに整形した宇宙海賊が主人公の漫画とかもあったじゃん。あれもカッコよかったと思うけど? 


他にも、猿顔の怪盗とかもいたじゃん。大人気じゃん。


だから、


『主人公は美形でなきゃダメ』


ってわけでもないんだよ。私は技量不足で魅力的なキャラクターとして描けなかったからダメだったんだろうけど、要は、<魅力的なキャラクター>であれば見た目は三の線でもアリってことでしょ? 特に日本の漫画やアニメには、昔からそういうのもあったよね?


だからいまさら、変にそういうのを意識する必要はないと思うんだけどね。


ああでも、原作では三の線だった主人公が、実写化するといかにもなイケメン俳優がやってたりすることはあったなあ。あれは、私個人としては『なんか違う』って気はしてたよ。だけど、それでも好きだと感じる人がいることについては否定しないよ。そしてそういうのを好きだと思う人がいるなら、商品としての価値があるなら、商売する側としては作るだろうし。


いずれにせよ、私は、これまでも言ってきたように<個々人の読者の好み>については斟酌しない。ましてや、読者ですらない<思想家>に迎合するつもりもない。とにかく、自分が描きたいと思ったものを書く。その中で、出版社が『商品になる』と思ったものを使ってくれればそれでいい。


私は、創作者なんだ。


『創作すること』


そのものが目的なんだよ。お金は後でついてくる。大ヒットしなくてもアニメにならなくても、生活できる程度稼げてればそれで何も問題ない。


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