私が異世界物を書く理由

あんたもそうじゃん

そう言えばさ、＜すごく長いタイトルを付けるようなラノベ＞を好んで読む人のことをさ、

『異世界に行ったら自分にもすごいことができるとか思ってるヤツらwww』

『現実世界に生きれないヤツらwww』

みたいに馬鹿にする人いるよね？　それ、正直言って、

『あんたもそうじゃん』

としか思わないんだよね。

だってそうじゃん？　そんな風にして他人を馬鹿にするのって、

『礼儀礼節もわきまえてない、躾のなってない、育ちの悪い奴がすること』

なんだよ？　自分はそういう現実と向き合ってないじゃん。現実に生きられてないじゃん。

『＜批判＞と＜侮辱＞は違う』

っていう現実と向き合えてないじゃん。

さらに言えば、

『駐車違反も速度違反も違反は違反』

『自転車で歩道を徐行しないのも違反』

『どんなに小さな交差点でも信号を無視すればそれは違反』

『自転車の傘差し運転は違反』

『ヘッドホンで音楽を聞きながら自転車に乗るのは違反』

『スマホをいじりながらの運転は、自動車はもちろん自転車でも違反』

『酒を飲んでの運転は、自動車はもちろん自転車でも違反』

さらにさらに、

『体罰は違反』

『いくら言い訳並べてもイジメはイジメ』

『私刑は犯罪』

『パワハラ、セクハラはダメ』

『喫煙が許可されてる場所以外での喫煙はアウト』

etc.etc.

そういう＜現実＞と向き合えてないのが、＜すごく長いタイトルを付けるようなラノベを好んで読む人＞を『現実世界に生きれないヤツらwww』とか何で笑えんの？　現実世界に生きられてないのは自分も同じじゃん。

そして、

『子供をこの世に送り出したのは、何をどう言い訳したって＜親の勝手＞。子供本人に承諾をもらって生んだわけじゃない。だから親に＜子供を育てる義務＞があるだけで、その義務を果たしただけで子供に＜育ててやった恩＞を売れると思うのは筋違い』

っていう現実に向き合ってなきゃ、他人を、

『現実世界に生きれないヤツらwww』

とか笑えないよ。

もっとも、そんなこと言ってる私自身、完璧な人間じゃないからね。ってか、欠点だらけのダメ人間なのは事実。

料理ダメ。家事ダメ。対人関係ダメ。万人受けする作品が書けない。金銭感覚もたぶんグダグダ。

でも、だからこそ、＜すごく長いタイトルを付けるようなラノベを好んで読む人＞を嘲笑うのは筋違いだってことくらいは分かるんだよ。

『私は、他人を嘲笑えるような価値のある人間じゃない』

せめてその現実くらいは向き合えなきゃって思ってる。

そして、自分の子供達を、＜批判＞と＜侮辱＞の区別も付けられないような人にしちゃいけないと思ってるんだ。