コバーン

左手のカルマは

安売りの黒い写真から始まる

歪んだ宇宙が

晴天の太陽を歪ませて

眩しい夜が此方を伺うのだ

高く築き上げた灰を廃人として

涅槃の燈火みたいに吹き消してしまえ

私はどうして暗いのか

忌まわしき衝動のネガティブが

コーヒーの成分に含まれているから

休憩は無くしてしまえ

私は自然の流れに頼り掴まず

あなた達は輪を作って遊んで話してなさい

火災の日に私にだけ非常食は配られない

そんな気がしてならない

鬱蒼と茂る教養へ今日も間違えて行く


決して心配はするな

赤ん坊は今

限り無く青い海を泳いでいる

それは私達と同じ人の子

釣針にお札を付けて水中に垂らせば

左脳に従い捕まるに決まってるのだから

どうかリチウムを嗅がせて欲しい

鬱積を煙草と混ぜて浄化してくれない

グレープフルーツはいらない

遠くまで助走をつければ

崖から羽ばたけそうな気になるから

若い同世代の腐敗した精神を私は好まない

何も無い道から生み出せ無い様に

騒がしい台の上よりも

静かな方へ淑やかに

私を台の上に立たせるな

苦痛の枷を付けさせるな


その黄金の臓器を覗かせる天使に

翼を重ね戸惑いに酔い永らえている

霧深い湖を魚が泳ぐ様に

昔のクリーンな風景はとうに捨てた

粉を撒き散す様に潰れた身を叩き付ける

走らせる電流は不快のつもりなのに

皆勘違いしているよ

心地良くも無いのに見とれてる

私の知らないところで一人歩きしてる

溺れて病棟を抜け出して

静かに打ち抜く

あなたは正しい事を知っている

錆び付くなら燃えた方が良い事

愚か者の宴に私は向かう

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る