通り過ぎるよ
林檎の花が散った時に
脱色した赤い涙を蜂は拾った
ミントガムを噛んで歩いている
全てがクリアに
そして優しさを含んだ冷たさに包まれた
赤い花で飾られた黒い檻の中で
囚人が数えているのは颯爽の通り過ぎた回数
雷はそれに警告として鳴っている
魂の無い銃弾はどれだけ放っても出ない
怪訝にでも薔薇のスープを飲み干したら
役立たずの太陽に唾を吐いて
新しい道で笑ってみせてよ
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