睡眠時間

今夜は長くなりそうです

パジャマに着替えて寝るとします


時々病院のお爺さんの台詞を思い出すんです

今日も起きれたぞ

当たり前じゃんと私が尋ねると

本当にそうかと私に問いかけました


明け無い夜は無いけど

私たちには明ける事の無い日が来るのです

その事を思う度私は気がつくと

左胸に手を当てているのです


明日がどれ程の希望があるのか

今日がどれ程の意味があるのか

昨日がどれ程の価値があるのか

毎回知らせてくれない死に怯えながら考えるのです


私の声は聞こえますか

銀河鉄道に私の声を届けて下さい

流星群に聞かせたいのです

暇なんてものが無くなって生きたいのですという訴えを


死を想いたいのです

心の底から

肉を食べて今の体があるのに

感謝の気持ちが全く感じないで過ごしたりする私が居るのです


私の声が聞こえますか

ここです

地球の地に足をくっ付けて立っています

私を正しい人間にして下さい


銀河鉄道に届け出を出した

流星群を見ていると

汽笛が遠くで鳴っていて

双眼鏡を覗いてたら

そこを走っていたのです

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