精神疾患日誌

第74話 アルコール依存だけではないのだ

令和２年５月２７日（水）

いよいよ入院まで、あと２日だ。

最初にＰＳＷ（精神保健福祉士）のヒアリングがある。アルコール依存はもちろんだが、統合失調感情障害についても聞かれるだろう。

妄想、浪費、性的逸脱行為、解離性障害。ただのアルコール依存症ではないのだ。

どんな先生なのか、どんな治療になるのか、不安だ。

インヴェガは９ｍｇに増えた。３ｍｇでいい。

レキサルティ２ｍｇは必須だ。

トリンテリックス１０ｍｇも外しずらい。

リーマスなどいらない。

メイラックスより、ソラナックスが欲しい。

エビリファイとジプレキサは禁忌。

多分、急性期病棟に入るのだろうな。アルコール依存は５０％。残りは一般の精神病患者だ。

新しい人間関係が出来るかもしれない。楽しみと不安。半々だ。

今日はこれからＭ氏が来るかもしれない。

Ｍ氏とは私をアルコール漬けにした悪友だ。入院前に、会おうかということになった。形見でも用意しておこうか。

考えてみたら、Ｍ氏は精神障害者世界で珍しく、一般世界の経験を持っている人だ。だから話が合う。２０１８年夏以降、毎日のように家で飲んでいた。そして私はアルコール依存症になった。

ああ、そういう話ではない。私が統合失調感情障害として、どう診られるかだ。解離性障害を発揮して、ワンワンと吠えてみようか。誇大妄想、重要人物妄想を、どう見られるかだ。いっそう「狂った季節」を持参しようか。ないない。あるある。

今日は交番に行って免許の返納をした。父に会った。Ｂ型の「ぽこぁぽこ」も行った。義理は尽くした。

膝の調子が悪く歩きずらい。泣き言ばかりだ。さあ、また電話魔になるか。ガッツだぜ。