第56話 魔の午前2時

半年ほど前は、午後8時に寝て、午前6時に起きていた。

薬が変わった。インヴェガが減った。

この2ケ月、午前2時には目が覚める。午後8時にねても、11時に寝ても一緒だ。これは辛い。何か食べたくなる。コンビニに行く。夜食なのか朝食なのか分からない。食べるべきかどうか迷う。ハイボールを飲むべきか迷う。考えあぐねる。その後の行動はバラバラだ。昨日は、カップ麺を食べたが、今日は食べていない。ハイボールを飲んでいる。

午前4時に再入眠できると最高なのだが、7時にヘルパーさんが来たり、訪問看護師さんが来たりする。熟睡は中断される。

夕食後のメイラックスを復活させようか。ここまで生活リズムが狂うと、かなり辛い。

精神科医は、1日5時間寝られていれば、それで良いと言う。本当だろうか。

なぜ、午前2時に目が覚める。体内時計が壊れたのだ。ベルソムラの出番かもしれないが、気がすすまない。

考えるな。パターンだ。夜食を食べろ。4時の再入眠を目指せ。それが自分のリズムだと思え。魔の午前2時を抱えて生きる男。苦しいな。

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