第156話 今・振り返って
8月13日。
夜、エアコン複数動いている様子。
2時50分、3時40分4時半、5時20分ごろ後から10分ほど痛み。
かなり痛いが割と短く、合間は眠れる。
6時ごろから外の音。20分ほど。

 8月14日。
エアコンがずっと動いているが眠れないほどではない。
5時ごろ、胸部に軽い圧迫感。
確かめるとエコキュートが動いているが音がほとんど聞こえない。
朝、両腕に痺れ。
しかしこの日はエコキュートよりもエアコンの方の影響ではないかと思う。
7時ごろから草刈りの音。
7時半起床。
8月15日。
エアコンは強弱ありつつずっと動いている。寝苦しいが眠れる。
5時半頃エコキュート。ごく軽い胸の痛み。
この時間はエアコンが止まっている様子。
どちらにせよ痛みは軽く、またすぐ眠れた。
さすがにここのところの熱帯夜だと、エコキュートの音もだいぶ小さい。
比較的よく眠れる。
暑さのせいで寝苦しいのは仕方がない。
過敏症を発症してから、夏場はエアコンはほとんど使わなくなっていたし、クーラーなしの生活にもだいぶ慣れたつもりだったけれど、この数日は生命の危機を感じるくらい暑かった。
このくらい暑いとさすがにエコキュートの音もとても小さいけれど、いつまでも続くものでもないだろう。
それにしても、どうしてK田さんがあんなに頑なになってしまっているのか、よく分からない。
もともと隣人がどうなろうと、どうでもいいような人だったら、浄化槽も動かしてくれなかったのではないかと思うので、尚更だ。
その点について、充分お礼を言えなかったから?
春に建築会社Kの営業M本さんに託けた手紙に、一応お礼は書いてある。
浄化槽のことも、エコキュート のことも、ご配慮ありがとうございます、と。
それでもどうしても足りそうにないので、かぶせるようにエコキュートの移設や他の給湯器に変えてもらえないかとお願いしてしまったから、かもしれないけれど、あの時は急いだ方がいいと思った。
もしその時点ですぐ気を変えてくださったら、もしかしたら返品できるかもしれないと思ったし、移設にしても後からするより工事が簡単に済む。
それにエコキュートに詳しい弁護士さんのホームページには、稼働前に申し入れた方が良いとも書いてあった。
使い始めてからよりは抵抗感が少ないと。

こちらの勝手な理屈かもしれないけれど。
どうしても私にとっては、湯沸かし器って、それほど重要なものでは無いから、変えるのにそれほど抵抗があるとは思えなかった。
実を言えば今でも不思議だ。
そういう気持ちがにじみ出てしまっているのかもしれない。
それが良くないのかもしれない。
私にとっては給湯器って、人の命や家と天秤にかけるほどの代物じゃない。
少し気になっていることがある。
今から振り返って考えるとどうも、話がちょっとおかしく伝わっている気がする。
K田さんと直接話せたのは1回だけだけれど、その時、春に低周波が強くなった時、エコキュートのことを問い合わせたことも怒っていた気がする。
病気のことも疑われたし、正直、1番どの点を怒っているのか、わからず戸惑ってしまったので、はっきり断言できないけれど。

春に、エコキュートについて問い合わせた時、私はエコキュートが動いているでしょう、とは言っていない。
設置した当日に始まったから一応聞いたけれど、
「エコキュートは動いていないように見えますけど、まだ動いてはいませんよね?
屋内に工事用の機械等、動かしたまま放置されてはいませんか?」
そういうふうに聞いたのだ。
何しろ、まだ配管途中に見えたし、そんな状態でエコキュートが動いているでしょうと断定しては普通聞かないと思う。
実際、鎌倉に住んでいた時のことだけれど、近所の建築現場で、乾燥用の大型扇風機を夜中、回したままになっていたことがあったのだ。
それに、「他の人にも頼め」と言われたけれど、実際あの時もK田さんだけに問い合わせたわけでもない。
お隣にも浄化槽のブロワーを見せていただいたし、うらのお宅にも伺った。
その問い合わせの時に話の流れで、
「実は、エコキュートは置かないでくださいとお願いしたのですが、K田さんからお聞きになってはいませんか?」
と聞いたら、
「説明に伺いましょうか?」
と言われたので、ちょうどいいと思ってお願いした。
不安だったし。
いい機会だと思って、ついでに事情を詳しく話して、対策をお願いしてみたのだ。
もしかして、K田さんにばかり狙いつけたクレーマーみたいに思われてる?
でも、費用は出す、と言っている相手を、ただのクレーマー扱いするのは変だよね?
千円とかそういう単位じゃないんだし。
ただ、建築会社の営業M本さんも、悪気があって話をまげて伝えたわけではないだろうけど、やっぱり間に人が入ったせいで、正確な話が伝わっていない気がする。
建築会社として責任回避の気持ちも働いたろうし。
最初から直接お話しできれば良かったのだろうけれど、仮住まいの場所を知らなかったし、今さらそれを言っても仕方ない。
どうしてもエコキュートの対策に協力してもらえず、引っ越すことになってしまうのだろうか。
できれば直接話せる機会があると良いけれど、誤解されたまま終わるのは嫌だな。
結果がどうなったとしても。

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