第61話 今・刻々
今日は、無料弁護士相談の予定だったけれど、弁護士さんの都合で中止になった。
次は、ゴールデンウィーク明けになる。
考えようによっては、その頃にはもうお向かいも引っ越してくるだろうから、どの程度の音かはっきりするし、自分がどうしたいのかもハッキリするのかもしれない。
今日、お手伝いに来てくださったヘルパーさんは、もともと葉山の海側から結婚して山側へ引越していらしたという。
この方が言うには、同じ葉山でも海と山では住人のタイプが違うらしい。
山のほうはどうしても、保守的でなかなか打ち解けないと言う。
葉山生まれのヘルパーさんさえ、海の方から山の方へ引っ越したときには、かなり苦労なさったらしい。
受け入れられるまでが長いと言う。
「うちが家を建てるとき、あれこれ毎日文句の電話をかけてきてね・・・。
私はちょっとノイローゼ気味になってしまったくらいですよ。
でも、悪いことはできないものですよ。
なんと、うちの敷地に、そちらの家の水道管が通っていたの!」
昔はそういうことも、珍しくはなかったようだ。
「破ってしまおうなんていう人もいましたけど、うちは何もしなかったの。
建て直しの時まで、何も言いませんでした。
意地悪するとね、巡ってくるものですよ・・・」
当時の苦労話をいろいろ聞かせていただいて、なんだか少し気持ちが楽になった。
先日からの、ご近所にいろいろお願いに行って、拒絶されたあれこれが自分で思っている以上に応えていたらしい。
それから、妹が神奈川で電磁波過敏症も見ている病院を見つけてくれたので、一応行ってみることにした。
低周波に関してはどうかわからないけど、それにしても、割とすぐに予約が入って、今、こんな時期でもやっていらっしゃるんだなぁ。
明日。
もしかしたら明日、入居かもしれない。

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