第18話 今・建築会社の返答/驚愕の値段は真実か?

建築会社の担当の方に、どうなったか問い合わせた。

横須賀の(株)K社さんの営業、Mさんは、


「建主さんも精一杯配慮したつもりなので、これ以上はちょっと・・・ということでした」



まあ、そうね。

そういう話が来て、すぐさま、それは大変、やってあげましょう、にはならない。

まずびっくりするだろう。


落胆したけど、想定の範囲内。


またNPOの方に相談すると、移動をお願いしたらという。

家の反対側に置いてもらえれば、まず被害は出ないはず、と。


でもね、うちの反対側って、玄関側なんだけど。

見栄えの問題もあることだし、果たして置くスペース作れるか?・・・と、思いつつ、とりあえずまたK社のMさんに連絡。



「一応、その旨お伝えしますけど、何百万もかかると思いますよ」


「そんなにですか!?」


「すっかり配線配管してしまったので。防音壁でも作ったらどうですか」


「でも防音壁は相当大きな特殊なものになるらしいんですよ。

それに、防音壁で被害が無くなったという話を聞いたことがないんです。

低周波って回り込んでくるそうですから。百万くらいかかるそうですけど。

他の給湯器に取り替える場合はどうでしょう?」


百万かけて、なんとかなればまだいいけど望みは少ないらしい。

むしろ、防音壁で悪化するケースもあるという。

低周波なのだ。普通の騒音ではない。



「防音壁の方が安く済むと思いますよ。やっぱり何百万もかかりますから」


「すみませんが、一応お見積もりお願いします」


「わかりました」




・・・そんなばかな?

エコキュート って、一度それにしたら最後、取り替えの効かないものとは聞いたことがない。


それじゃ、独禁法に違反しない?

だって、一度エコキュート にしたら、実質絶対に他の機器には変えられないってお値段よ?


いや、あれはそういう法律じゃないか。



頭がクラクラなりながら、早速、NPOにメールすると、


「電気給湯器は25万、移設は20万くらいです」


簡単です、と。




なんだろう・・脅かされたのかな?あきらめるように?


それとも単に、営業職で、よく知らなかっただけ?


NPOの方が間違ってるの?


訳が分からない。

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