駆逐まであと189日
1年2組。ここはコロ奈の弟のクラスだ。
「今日は私たち新型コロナウイルスのお勉強をします」
先生コロナウイルスが元気よく授業を開始した。
「私たちはエンベロープという膜に覆われています。膜の中に入っているものはなんでしょう?」
先生がちびっこコロナウイルスたちに質問した。
「だいじなもの〜」
クラスのほとんどのちびっこコロナウイルスたちが大きな声で答えを口にした。
「そうです。RNAという遺伝情報です。では皆さんの名前の由来となっているコロナとは何を指しているでしょうか?」
「スパイク!!」
全員のちびっこコロナウイルスがスパイクをことさらうにうにさせながらはしゃぐように言った。
「そうですね。膜から飛び出ているツンツンしているものがコロナという太陽のきらめきに似ていることから私たちはコロナウイルスと呼ばれています」
「コロナ〜!! スパイク〜!!!!」
うにうに、うにうにとちびっこコロナウイルスたちはスパイクをうにうにさせしばらく教室は収集がつかなかった。
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