Chapter2:Light of life
第31話【Dungeon】
天使の墓作りを終え、 食料など色々持ち出し
いよいよダンジョンの最深部から脱出するロダン。
「所でデッド、 このダンジョンって地下何階建て?」
「地下100階立てだな」
「100階かぁ・・・先行きは長そうだね」
「まぁ、 特にトラップとかも無い
ヒカリゴケが自生しているから暗いが問題無く進んるだろう
強いて言えば野生動物が勝手に住み付いているのがネックだな」
「野生動物?」
「熊とか」
「熊と戦って勝てる気がしない」
「DeadEnd使えば良いだろ」
「うーん・・・魔王の手下とかなら兎も角普通の生き物や人に
即死魔法使うのは何か可笑しい気がする」
「じゃあ如何するよ?」
「それは大丈夫、 避けるよ」
「ほう、 ではやって見ろ」
「うん」
ロダンは部屋から出た、 最深部である100階はほぼ一本道だったので
難無く上の階に上がる事が出来た。
「野生動物が居るって言っても殆ど動物いない様だね」
「分かるのか?」
「うん、 命の場所が何となく分かる・・・スキルのお陰かな?」
スキル【行脚】の特性である。
このスキルで命が何処にあるのかが分かるようになる。
言うならば生命探知の様な物である。
尚且つこのスキルには更に隠れた特性も有るのだがそれは次の機会に記そう。
「とりあえず・・・かなり上まで生き物は居ない様だね」
「そうだな、 こんな深いダンジョンの下の階層に住む様な
物好きな動物は居ないと言う事だ
ダンジョンの奥深くに住む動物は大体が仕込みだし」
「そんなものなの?」
「そうだよ、 何で奥深くに動物が住んでいるんだ、 馬鹿か」
「何だか夢が壊れるなぁ・・・それよりも・・・」
ロダンは前を見る現在99階だが迷路構造になっている様だ。
「迷いそうだなぁ・・・」
「マッピングを頑張ってやろう」
「う、 うん・・・ちょっと戻って紙とペン持って来る」
「し、 しまらねぇなぁ・・・」
デッドが手を広げて呆れる。
用意で食料やら何やらを持って来ていても紙とペンを持って来ないのは失笑物である。
マッピングをきちんとする事は大事な事の筈なのだが・・・
「先行きは長いな・・・」
一人愚痴るデッドであった。
いずれにせよ、 深い階層には敵となる動物が居ないので
ロダンでも時間はかかるが問題無く突破出来るだろう。
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