185日目-③
勇者になって【四十九日目】
勇者がやられたのは一瞬だったそうだ。音もなく魔王城に刺客は侵入し勇者の息の根を止めた。心因は窒息死。後ろから首を絞められたそうだ。確かに首には絞められた跡があった。
犯人は不明。刺客には上手く逃げられたとのこと。
『あー、面倒なことになったな』
『魔王様はどう動かれますか?』
『そうだなー明らかに勇者じゃなくて『魔王』を殺しに来てるからな……まあ、逃げるか』
『そうですか』
『ついでに、勇者の訃報を『ロク王国』の姫さんに伝えに行くわ』
『それは!!さすがに……』
『でも、隠したところでいずれバレるだろ』
『なら、私が王女様には伝えていきます』
『……すまねえな、先謝っておくよ』
『そんな、魔王様が謝ることなんて……私に任せて下さい』
心が痛む。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます