24日目
「なぁなぁ、お前の姉ちゃん。やっぱカレシいんの? 」
にやにやと下卑た笑みを浮かべ、ねっとりとした口調でそう言ってくる猿殺に「さぁね」と言って教科書に目を落とす。
「おい~、ノリ悪いなぁ。でも、マジでフリーなら俺にも可能性あるか⁉ なぁ、姉ちゃんのパンツ持って来てくれよぉ」
正直、どういった気持ちでそんな発言が出来るのだろう。
「本当に彼氏になりたいんなら、そんな事を弟にさせる様な奴は流石の姉ちゃんも拒否ると思うからやめた方が良いと思うよ」
少し皮肉めいたいい方だったろうか?
まるで鳩が豆鉄砲を食った様な顔で猿殺が俺を凝視していた。
「因みに、姉ちゃんに彼氏がいる気配はないよ」
しょうがないからおまけを付け加えておいた。
――異世界転生まで
あと76日――
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