12日目 忙しい放課後 後編

前回までは、二神が生徒会室に行こうとするが、先生達に頼まれ、引き受けた二神。

内川先生で終わりと思ったが、次々と、教頭先生、校長先生らに仕事を頼まれてしまう。二神は、受けるが、まだ、この時は、生徒会室での出来事を知らず知らず、行動していた。


二神は、教頭先生に言われた通りに、もう一度副校長に戻った。すると、今度は、この書類を内川先生、校長先生、保健の園部先生、阿部先生、長久保先生に渡すようにと、二神に命令した。


〈二神〉わかりました


二神はそういうと、最初に職員室にいる内川先生、阿部先生のところへ向かい、二人に書類をわたした。


次に、1-Bにいる長久保先生のとろへ向かった。

二神は、長久保先生に渡すと、次は、保健室にいる園部先生に書類を渡し、校長室に向かった。


〈二神〉失礼します!二神です!書類を届けにきました!


〈校長先生〉やあ、また会ったね、ごくろうさん、その書類貰おうか?


〈二神〉はい!お願いします


と、二神は校長先生に書類を渡した。

校長先生は、何かを言おうとした。


〈校長先生〉あ、二神くん、あと、これ...


〈二神〉あの、すみません、今から生徒会に行かないと...


〈校長先生〉そうか、すまない、だが、これで終わりだから、ごめんね、教頭先生に


〈二神〉分かりました、これで最後ですね?承知しました


と、二神は再び副校長室に向かった。


〈二神〉教頭先生、校長先生から頼まれたものです


〈教頭先生〉おお!ありがとう!二神くん!もう大丈夫だよ!


〈二神〉分かりました、では、戻ります


そういうと、やっと解放され、二神は生徒会室に向かった。


〈二神〉すみません!遅れました!


二神は生徒会室に入ると、そこは淀んだ重たい錆のような空気になっていた。


〈二神〉うっ!なんだこれ!?


生徒会長たちは、死んだような魚の目をしながら、ギリギリ耐えて書類を片付けていた。


〈生徒会長〉っ...おお、二神、か?やっときたか、は、やく、手つだえ.......


〈二神〉わ、分かりました


二神はこの後、ものすごい量の仕事をこなした。

次の、日、生徒会長は風邪で休んだ。


ー 12 忙しい放課後 後編 ー おわり

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る