21日目 ある休日1

ある休みの日


要は、柏駅で待ち合わせをしていた。

要はいつもより、かわいらしい服を着ている。

ジーパンに、トップスはヘザーというブランドの暖かそうなタートルネックアーガイルニットを着てクラシカルな雰囲気のあるちょっと大人な感じの服を着ていた。


〈のぞみ〉要ちゃん、おまたせ、まった?


〈要〉うん、まってないよー、早くいこ!


と、のぞみの手を引っ張り、歩いた。


〈のぞみ〉あ!要ちゃん!速いよー


〈要〉あ!ごめん!ごめん!


〈要〉のぞみ、どこ行きたい?


〈のぞみ〉うん~?そうだね、あ、バッグみたいかな


〈要〉じゃあ!いこ!


と、要とのぞみはバッグをみていた。

すると、そのショッピングモールにあいつらがいた。


〈椿〉ん?おお!要とのぞみじゃねえか!?


〈要〉げっ!なんでお前らがここにおんねん!


〈のぞみ〉え?


〈道久〉おお!のぞみちゃん!じゃないですか!?

この悪魔となにを?


〈要〉悪魔ちゃうわ!今、のぞみちゃんと遊んでんねん!


〈道久〉まじですか?


〈のぞみ〉え?あ、はい


〈椿〉道久、早く映画行こうぜ!


〈道久〉ああ!そうでした、今日はあの映画の公開日ですから!


と、椿と道久は映画館のほうへと、行ってしまった。


〈要〉なんやねん、ほな、行こうか


そういうと、バッグを買って、今度はカフェに向かった。


〈要〉のぞみちゃん、コーヒーは飲める?


〈のぞみ〉んー、あんまり飲めないかな?


〈要〉そか、じゃあとっておきのカフェいこ!


そういうと、二人はカフェピーチシフォンという店に向かった。このカフェは洋菓子や洋食、シフォンケーキで美味しい店だ。飲み物もコーヒーのみならず、紅茶やココア、お水、お茶、などといった、飲み物もあり、種類も多く選べるお店だ。


〈要〉ここや!


二人はカフェピーチシフォンに入った。店員さんが出迎え、二人はテーブル席についた。


〈要〉何しようか?


〈のぞみ〉そうだね、何しようか、いっぱいあるね!迷うね


〈要〉そやな、じゃあ、レモンのシフォンケーキと抹茶ラテにしよう!


〈のぞみ〉私は、生プリン、ココアにしようかな?


〈要〉へー、プリン好きなの?


〈のぞみ〉うん!好き!


と、メニューがきまり、要は店員を呼んだ。


そして、生プリン、ココア、レモンシフォンケーキ、抹茶ラテを頼み注文した。


そして、生プリンたちがくる間、二人は話をしていた。


〈のぞみ〉要ちゃん、今日ありがとう。私、友達少なくて、遊ぶ友達とかいないから、こんな性格だし


のぞみは、引っ込み思案な性格でいつも図書館で本を読んだり、一人で給食をたべたり、一人でいることが多く、友達も少なかった。


〈要〉なに言ってんの?のぞみはあたしの生徒カード拾ってくれ恩人でもあるし、今日、楽しかったよ!

また、遊ぼうよ!今日みたいに二人きりでもいいし、椿たちとも、遊ぼう!あいつら、さっきとかはあんな感じやけど、本当はいいやつらだよ。それに、椿は私を救ってくれた。信用してるし。


〈のぞみ〉そうなんだ、要ちゃんは椿くんのこと凄く信頼してるんだね。いいな~、私もあんな居場所がほしい


〈要〉のぞみ....


と、そこに、生プリンたちが到着した。


〈女性店員〉はい、おまたせしました!


二人は食べ始めた。


二人はここのスイーツは美味しいといった。


要は少し気になることがあった。彼女の言う居場所のことだった。

要は、お店を出て、「また、遊ぼうね!」と言って、今日は、別れた。


ー 21 ある休日1 ー おわり

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