54日目 BGF編26 柄本会長vs椿

ついに始まったBGF最終決戦ファンタジーチェス。高津さんと吉成さんが負け、最後の戦いは柄本会長vs椿の試合が始まる。


〈石沢実況〉さあ!最終決戦!柄本会長vs椿くんの戦いが始まります!よくあのモニターで目を力をためて、みてね!


〈石沢実況〉では!開始!


と、合図がなり、ファンタジーチェス雷の書が始まった。


柄本会長が黒で椿が白だ。白が先攻、黒がC後攻だ。


〈椿〉いくぞ!!


と、駒を動かす。


椿の動かした駒は、a2ゴブリン(ポーン)を2マス進めた。a4ゴブリンだ。


すると、柄本会長はも、同じくゴブリンを動かした。a5ゴブリンだ。椿のゴブリンと面を向かっているため、椿も柄本会長もそのゴブリンは動かせない。


次に椿はケルベロスを動かす。a3Cだ2マス進めた。


柄本会長は今度もゴブリンを動かす。e5ゴブリンだ。そして2マス動かす。


すると、椿はa3C(ケルベロス)をe5ゴブリンの1マス開けて前に置いた。e3Cだ。


すると、柄本会長は、ここで、ミノタウロス(ナイト)を動かす。駒はh6Mだ。ゴブリンの手前に置いた。


椿は、柄本会長のe5ゴブリンを取りケルベロスを動かした。e5Cだ。これで椿は柄本会長のゴブリンを1つ消すことができた。そして、このまま柄本会長がなにもしなければ進めてチェックメイトだが...そんなわけもなく、これに対して柄本会長はf8G(ゴーレム)を動かした。キングの前、e7Gに動かす。キングを守った。

ここまでは順調にふたりとも淡々と声も出さずチェスの駒を動かした。


そして、椿はg1M(ミノタウロス)をh3Mに置いた。

それに対して柄本会長は、h8C(ケルベロス)をキングの横のf8Cに動かした。 


ここも順調だ。


モニター側では、要たちは椿の心配をしながら見ていた。


〈要〉椿、大丈夫か?


〈一星〉んー、どうだろ?相手も相手やからな、厳しいよな


〈スカイラー〉勝ってほしいです


〈要〉まあ、あいつならきっと...


体育館側


こちらでは柄本会長がついに口を開いた。この静かな戦局に終止符をうった。


〈柄本会長〉おまえさ、なんで草ww破滅部なんて下らない部活をつくったんだ?


〈椿〉うるさい!いま集中してんだ!


〈柄本会長〉あいつらとはどんな繋がりだ?なぜあそこまで信頼してる?なぜこの部活に入った?

おまえはなぜこの部活をつくったんだ?草wwを滅するのはなぜだ?


柄本会長は一方的に話した。


思っていることすべてを言い尽くすように。


椿は少し困惑しながらも聞き流していたが、あまりにもしつこいのでついに怒ってしまった。


椿の反応は?


このファンタジーチェスの勝者はだれだ?


ー 54 BGF編26 柄本会長vs椿 ー おわり

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る