一年の反省

 一年の反省を七月にするものがあるだろうか。私である。

 三年生になった四月に、もう卒業か、としんみりしたのを覚えている。それぐらい私の速度は常軌を逸している。


 一年の反省をするのに、一年もの時間は必要ない。


 今年は何もしなさすぎた。自粛で外に出られないのなら、自宅で本を読み、映画を観て、何より小説を書くべきだった。日々の雑務を言い訳にして、今日は疲れてるから、休日は休むからと、先送りにしすぎた。なんて間抜けなんだ。これなら仕事なんか辞めてしまった方が良い。人生において、仕事か、趣味か、どっちが大切かと言われたら趣味に決まっている。


 これをしっかりと、頭に叩き込もう。

 そして残りの一年を生きようではないか。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る