初めての小説収入

 支払い基準を満たしたので、最低単位だけ受け取ってみた。何だか変な気分である。新人賞の賞金でもなく、印税でもなく、広告収入を貰えるだなんて、小説を書き始めた頃は考えもしなかった。

 既に何百万円と稼いでいる人もいるのだろうか。私のは子供の小遣いというか、雀の涙というか、時給換算にしても、文字数換算にしても、はてしなく小数点以下が続きそうな額である。そして来月以降、また0円になるかもしれないのだ。


 とはいえ、やはり嬉しいものは嬉しい。

 収入を得るのがプロならば、私はもうプロと言えるかもしれない。

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