記号たちは明日へ進む

作者 八番出口

65

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★★★ Excellent!!!

本作は様々なジャンルのボツキャラクターにスポットを当てた日常系コメディ作品です。
ギャグやSFだけでなく、ミステリーやファンタジー作品のキャラクターもいるようで、時にほのぼの、時に賑やかな話が展開されています。

一見すると破天荒で不条理、シュールなようにも思えますが、洗練された文章が過不足無い塩梅で綴られており、文学的な要素も持ち合わせています。
あなたもボツキャラクターの魅力に浸ってみてはいかがですか。

★★★ Excellent!!!

冒頭の一節からセンスが光ります。
キャラクターたちは、全て原作に出演させてもらえなかった者たち。いわば没キャラ。
悲しい立場ながら、前向きに生きていきます。

しかしなぜ没になった? そう思うくらいみんな魅力的です。
そして作者の方の確かな筆致と構成力が彼らを引き立てます。

おすすめです!

★★★ Excellent!!!

〝ボツキャラクター〟と聞いて、何を思い浮かべるでしょうか?
ストーリーにおいて不要になり、外されてしまった登場人物……というのが、一般的だと思います。

本来であればそういったキャラクターは、パソコンのフォルダ内やノートの中で眠り続けているものですよね。
もしくは、書いた紙を丸めてポイ。創作をしている人にとっては、日常茶飯事です。

その当たり前が、もしも物語になったとしたら?
ボツキャラクターに『その後』があったとしたら?

そんな〝もしも〟を描いたお話が、この『記号たちは明日へ進む』という作品です。

メインの登場人物は、女子高生5人組。

ギャグ作品のボツキャラクター・ツッコミ役の春心とボケ役の朱音。
SF作品のボツキャラクター・しづく。
ミステリー作品のボツキャラクター・メーベル。
ファンタジー作品のボツキャラクター・ルシア。

可愛い女の子がワイワイする日常ものというだけで、一定数の方は満足できるんじゃないでしょうか?
けれどもこの作品にしかない特別な魅力、それが〝スポットが当たる人物によって話自体のジャンルが変化する〟というものです。

第一話から春心と朱音のシュールな笑いに惹き付けられる本作ですが、ギャグ以外のジャンルもしっかりと濃く味わえるようになっていて、ほんわかした日常パートはもちろん、推理・戦闘シーンも迫力があります。
設定頼りではなく、小説作品として文章が練られている所もまた、作者様の技量の高さが窺える部分であり、お勧めできます。

キャラクターたちにも愛着が持てるような作品で、ボツキャラクターだからこその特別な力・ジャンルごとの『設定』を持っています。
笑える日常ものかと思いきや、徐々に明らかにされていく彼女たちの秘密。どこか熱い展開を感じ、手に汗握りました。

メイン以外にも濃い登場人物が多く、彼ら彼女らが生き生きと描かれている部分にも好感が持… 続きを読む

★★★ Excellent!!!

(※ただいま執筆者は呼吸困難をおこしながら執筆しています。日本語がはちゃめちゃですが御容赦ください)

この物語は、日の目を見ることがなかったはずの没キャラクターたちが、なぜか地球にて暮らす日常コメディです。
日常とか言いつつ、非日常です。
なぜなら登場する主人公は、

朱音……ギャグ漫画の『ボケ』没キャラ。脈絡のない言動と常軌を逸した発想力、溢れんばかりのバイタルティは度々この物語をカオスの沼に落とす。
春心……ギャグ漫画の『ツッコミ』没キャラ。朱音へのツッコミのためなら命を賭しても行いそう。


と、なっているからです。
他にも、名探偵の没キャラ、魔法使いの没キャラ、科学者の没キャラなど。
あまりに高性能な能力を持つ彼女たちの、愉快でカオスな日常。
しかし、その裏には、没キャラという『しばり』を抱え、自分らしく生きるのが難しい部分が度々見られます。そう、ただのギャグ小説ではないのです!


ちなみに私が今笑ったネタは『5万年前のラッパー』『シリトリドラゴン』でした。
続きは本編へ!!!

★★★ Excellent!!!

ツッコミ、ボケ、ロボット、名探偵、魔法使い——。様々な設定の世界から落っこちてきた女の子たち。ハイセンスなボケ&ツッコミとごった煮のキャラクターたちが、『この』世界の人々を巻き込んで、騒がしい日常を牽引していきます。本当にボツになったのかと思うほど、一癖も二癖もある濃ゆい展開が待っています。

作者に『選ばれなかった』からこそ得られた経験や感情が、本編に『選ばれた』であろうキャラクターにはない厚みを引き出していて、素晴らしいです。

★★★ Excellent!!!

本作はコメディであり、ハートフルであり、チートである。

それらは、読者の感性や経験値によって様々な色彩に見えるだろう。が、すべては幻想でありながらも、我々の心の中で確かに存在する虚構であり、されど、むなしさだけではなく、しっかりとぬくもりを感じることができる生命なのだ。

記号を与えられて生を受けたはずの少女たちは、作者の都合によりボツキャラクターにされて〝この世界〟へやって来る。それは、少女たちの終わりを意味するものではなく、希望と可能性に満ちあふれた新しいはじまりだ。

そんな記号少女たちの日常風景と成長の軌跡を、あなたは知りたくありませんか?

『記号たちは明日へ進む』

カクヨムにて絶賛公開中です♡(ニコッ)





★★★ Excellent!!!

ボツになったキャラクターは一体どうなるのか?
僕も一度は想像したことはありますが、たたそれで終わっていました。
 しかし、この作品は一味違います。
僕達読み手にとっても、そしてもちろん書き手にとっても何か新しい視点に気付かせてくれる。
 そして、沢山の個性豊かな登場人物達それぞれには独特の世界観があり、一つの作品であるにも関わらず、いろいろな作風の世界観が味わえるのです。
これはそんな素晴らしい物語なのです。

ある作品を連載していて、
最近先の展開に行き詰まってしまった。
そういう経験のある書き手さんはいませんか?

もしそのような経験があるのでしたらこちらの作品を是非読んでみてください。

この作品はその展開の行き詰まりを起こしにくいよう非常に上手く工夫されています。