第3話 魔法少女、些天意。
「魔法少女なのか?」
「ふっふっふ! ならばとくと見るがいい! この
「・・・」
俺は
「ちょっち反応薄くない? ちゃんとついてきてくれないと、あたしがただの変な人でおわっちゃうんですけど~」
このテンションについてこいってことか・・・?
なかなか
だが、女の子一人に
「すまん。目覚めたばかりなのに、なんでこんなにテンション高いんだろうって
「ならいくわよ! むぁづぃくぁるぅ~」
両手を天にのばして、
俺は体を震わせ、
「な、なにがはじまるっていうんだ! こやつ、まさかこの世界を
テーブルにいる
「マスターもノリがいいやら、人がいいやら、はぁ」
テレビからこっちに目を向けて、ノアは
「
その
「なんだ! その眼!」
俺は目を見開いて、
ノアが瞬間で俺に駆けより、かばうよう俺の前に立った。
「ノア!」
「マスター、さがってください!」
「がははは~! 地球を爆発させてやる~。ふっはっはっは!」
些天意の前方に、
電気の
「マスター!」
必死な声を出して、ノアは俺をどけようとするが、俺はノアを動けないよう強く抱きしめる。
「どっかーん!」
俺は目をかたくつむり、ノアの体をさらに力強く抱きしめた。
ことん。
俺の背後で、
「・・・」
「・・・」
俺は
部屋には
俺はノアに
「あ~もう! おれくんよ。
俺は体を起し、
「さっきのはなんだったんだ・・・」
「ぱんぱかぱーん!」
満面の笑顔をうかべ、
「その
「ノア、
「否定。
「ふっはっはっは! テーブルを見るがいい!」
俺とノアは振りかえって、テーブルを見る。
「・・・ノアの
「どうじゃ~すごいじゃろ~! ふっはっはっは!」
腰に手を当てて、
「
「見てのとおり~コップを~増やしたんだよ~。すごいっしょ~?」
「いや、でも、こんなことって・・・」
「疑うならさわって調べてみんさいよー」
口をとがらせた些天意は瞼を閉じ、目を開いた。
その
「な!」
「しらべてみんろ~」
俺は宙に浮いた
「どうよ~あんちゃん。そのコップにおかしなとこあっかいの~」
「さわった感じ、ノアがいつも使っている
「とーころがどっこい!」
些天意が大げさな身振りで、指を鳴らす!
その瞬間、俺の手の中にあった湯飲みは電気をはじけさせて、消えた。
手もとには
文字通り、
俺は
「・・・お前はさっきから何をやっているんだ?」
「ただの、魔法よ」
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