第8話 壮絶な戦闘。

 白と黒のマグナ・ラグナはブーストで接近した。




 ブフォー!

 ブフォー!








 ・・・・・・ここから、壮絶な戦闘がはじまる。








「くらえ!」バン。「遅い」ヒュン。「こうだ!」シュダダダダ。「遅い遅い遅い遅い。戦いとは、常に二手三手先を読んで行うものだ」ヒュヒュヒュヒュン。「当たらなければ、どうということはない」「俺が銃弾の雨を降らせてやるぜ!」バババババババババババババババババババババババババババ。「傘を忘れた! 見えるぞ! 私にも敵が見える!」ズザザザ。ドシン。「力だけも、思いだけでも!」ドゴーン。「うわああああ! 母さん、俺のピアノ!」「ハハハハ! 不用意に突っ込んでくるとはな! バカめ! ソロモンよ! オレは帰って来た!」ドゴーン。ドゴーン。ドゴーン。ドゴーン。ドゴーン。ドゴーン。「うわああああ! 伊達じゃない!」「うおおお! 加減なんて、できねえぞ!」ドガアアアアン。『複数パーツ損傷。ナノマシンで修理します。団員を守るのは、私の仕事だ』 シュワー。「何か武器は無いのか? 月は出てているか?」『ボタンを押してください。戦いは非情さ・・・』ポチ。パカ。プシュー。パシ。クルクルクルクル。チャキーン。ブンブン。スチャ。「大剣か! マフィアの死に場所は、俺が作る!」『ドラグヴァイツァーです。私たちの求める場所にたどり着けばきっと!』「いくぜ! うおおおおおおおおおおおおお! 鉄の華だ。決して散らない鉄の華!」ブン。ズバアアアア! バリバリバリバリ!「強力な攻撃だ。だが、オレには届かん! 止まるんじゃねえぞ!」「バ、バリアだと!? なにやってんだ! マフィア!」「隙あり! どの口が言うんだ!」パパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパン。ヒュヒュヒュヒュババババババババババババババババババババババババババババ。「うわああああ! 俺の手、まだ汚れてるよ!」「こちらも武器で、引導いんどうを渡してやる! そこに着くまで、オレは止まらない。止まれない。決めたんだ、あの日に」パカ。プシュー。パシ。トントントントン。チャキーン。スウウウン。スチャ。「この大槍。ミートカンパニーでな! 償ってもらうぞ!」スー。ホォオオオオン! カッキィイイイイイン!「なんだと!? オレのミートカンパニーを剣で受け止めただと!? せめてあの子には見せてやりたい。戦争なんかない世界を」「いくぜ! ドラグヴァイツァアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!! 生命は、おもちゃじゃないんだぞ!」ズバアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!「ぐああああ! オ、オレに一撃を入れるとはな・・・じいちゃんはなれたんだね。みんなを救える、本当の救世主に」「まだまだいくぜ! うおおおおおおおおおおおおお! 男はな、1人でいたい時もあるんだ!」ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ。「甘い。甘いぞ! 小僧!! オレの力は、こんなもんじゃないんだ!」「な、なに!? マフィアのミートカンパニーが!!? 言っとくが、戦いは量より質だぜ」キーガチャン。キーガチャン。ウィーバン。チャキーン。「これはミートカンパニーエレメンタルフリーズだ!! 強くなれ、小僧、それが今のオレの願いだ。強くなれ。約束だ・・・。」ジャーン!「な、なんだと!? 俺の力は、こんなもんじゃないんだ!」「くらえ! ミートカンパニーエレメンタルフリイイイイイイイイイイズ!! 最後の命令だ。・・・心に従え」ドガアアアアン!「うわああああ! 俺たちはどうしてこんなところへ来てしまったんだろう」





 ・・・・・・壮絶な戦闘だ。




 オーガニックブログライターのすごい攻撃を受け、ファフニールは地面にひざをついた。「ハハハハ! 確かに、ファフニールは伝説のマグナ・ラグナだ! だが! 気持ちだけで、一体何が守れるって言うんだっ!」ドガアアアアン! ドガアアアアン! ドガアアアアン! ドガアアアアン!「うわああああ! そんな安っぽい、一人よがりな正義感で何が出来る!」ドシン。「所詮しょせんは、前時代の産物に過ぎん! 骨董品を有り難がって、うやまっているに過ぎんのだ! 弾幕薄いぞ! 何やってんの!」ウィンウィンウィンウィン・・・。「はあ、はあ、はあ、はあ。 ニコニコ笑って戦争は出来ませんよ!」グググググ。「確かに、ファフニールは312年前、伝説の時代、伝説の戦いで、伝説の天才オペレーターに操られ、そして、伝説と言われた! だが、世界は歌のように優しくはない」ズウウウガアアアアアアアアアアアアアアアン!「うわああああ! 見えた! 水の一滴!」ガダン。「だが、その伝説は誤りだ! チャンスは最大限に生かす、それがオレの主義だ」ガシャン。ガシャン。ガシャン。ガシャン。「オレが乗る、この最新式のマグナ・ラグナこそがッ! 伝説のマグナ・ラグナに値するッ! いやッ! 伝説のマグナ・ラグナを超えるマグナ・ラグナなのだッ!!! 重力を感じる。ここは宇宙ではないな」カチャ。「小僧、マグナ・ラグナの選択を誤ったな。ファフニール棺桶の中で永遠に眠り死にな。時代は変わったんだ! オールドタイプは失せろ!」ズガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!「うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!! この世界に神なんていない!」




 ・・・・・・すごい壮絶な戦闘だ。




 ファフニールはパーツをまき散らしながら、吹き飛んだ。




読者A

「・・・壮絶カオスだ」

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