第2話 あゆあゆじゃないもん!
俺は部屋に入った。
「誰だ!?」
『気づかれたか』
超小型ドローンが宙に浮いていた。
「なーんだ、ドローンか。よかった」
『いや、不自然だろ』
「なんでドローンがいるんだ?」
『君を観察するためだ』
「なんだって!?」
『そうだ』
「それで?」
『君の戦闘データの分析し、
「チートの・・・」
俺はチート能力を使おうとした。
『ちょッ! ストップストップッ! 待って待ってッ! さすがにドローンじゃ戦えないからッ!!!」
「そうか」
『戦いやすい姿になるから、待っててくれ』
「わかった」
『ありがとう』
ドローンはきょろきょろした。
『何かいいのある?』
「え?」
『合体したいんだけど』
「これとかは?」
『アカン』
「そうか」
『あれにしよう』
ドローンが光の玉になり、部屋の
あゆが手をぐーぱーぐーぱー動かす。
「うん。動きやすい」
あゆが不敵に笑い、腕を組んで、立った。
「私の準備は整った。さあ、始めようか」
「待ってくれ!」
「うん?」
「ボクって言ってくれ!」
「ボク」
「うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」
俺は
「え?」
「うぐぅって言ってください!」
「うぐぅ」
「うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」
俺は釣り上げられた魚のように床で
「ひええ」
あゆはドン引き。
「あゆあゆじゃないもん! って言ってくださいッ!!!」
「あゆあゆじゃないもん」
「うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」
俺は死んだ。
~ 完 ~
読者A
「いろんな意味で大丈夫か?」
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