第六章 ブラッディウェディングの章。

第1話 嫁との再会。

「やっほー」


「よう」


 ゲートから出ると、嫁がいた。


「・・・」


「・・・」


 俺と嫁が見つめ合う。


「お前だったんだな」


「ええ」


 嫁は包丁を持っている。


「アナタのお察しの通りよ」


「やっぱりか」


「そうよ。私がチート四天王の一人、ファントムよッ!」


「な、なんだと!?」


 それは察していなかったッ!


「受け取りなさい」


 シャッ! クルクルクルクル。パシッ!


「これは?」


招待状果たし状よ」


「なんだと!?」


「せっかくの夫婦なんですもの。最高の舞台で決着をつけましょう!」


「いいだろう」


「フフフ、楽しみにしているわ」


 ファントムは背を向け、去って行った。

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