第9話 学校の説明とか

国王陛下御一行様にお帰りいだいて、部屋が静かになる。

あんなのが国の頭では下は大変だわ。んー、ただのバカなら逆に担ぎやすいかな。

帰れない、帰してくれる気ない。洗濯物がカビる…がどうしようもない。

「お腹空いた」

頭使ったせいか、朝ごはんがポテチだけだったせいか、そういえばと呟いたら。

「あ!はい、ただいま何かお持ちします!」

エーリーズが部屋から出て行った。

戻ってきたときには、司祭様と侍従長が一緒だった。


米のご飯にじゃがバター、そしてお茶。ナニコレ変。

「食べながらで結構でございます」

そんな行儀の悪いこと出来るか。お盆に載った食事を脇へ寄せ、向き合う。

「貴女様とのお話し合いは、国王陛下には、わたしどもにお委せいただきました」

「ああ、そう」

あれじゃ話はできないもんね。

「はい、わたしどもでお話を伺い、陛下へと言上いたします」

「まずは学校というものですが…」

うう、長くなりそうだ。

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