祝300回 公開記念 ラジオでお悩み相談?3
あけましておめでとうございます! おてんと です。
元旦と縁起がいいので公開です。今回は300回公開記念として例のラジオ回となります。
読者様のお陰です。感謝しかありません。
それではご笑納ください!
――――――――――――
「おっはよぉおぉぉございまぁぁああす!! 朝のラジオだよ!! 7時半だよ! 皆さん、目覚めて下さぁぁぁい!!」
「日曜の朝からうるさいよ! でも、マー君は今日も元気だね!」
「ふふ、ラジオを聴いている皆に元気を配るのも僕たちの大切な仕事だよ、コー君」
「さて、わたくし、コー君と」
「僕、マー君の」
「「“ハッピーラジオ”、はっじまるよー!!」」
*****
「今日も皆さんからのお便りがたっくさん届いてますよ~」
「このお便りコーナーでは、皆さんから送られてきたたくさんのメッセージから抽選で発表し、僕たちの方から電話をかけるというコーナーになります」
「選ばれた方には豪華景品をプレゼント!」
「今日は当選した2名様に“ハピラジ”オリジナル限定デザインのポータブルラジオをプレゼントします」
「持ち運び便利な上に手回し発電機仕様でもしものときに頼りになること間違いなし!」
「従来のポータブルラジオより進化したこのラジオは簡単操作で好きな局の放送を聴けますよぉ!」
「さてさて、今日のまず一人目は.....“アグレッシブ生徒会長”さん」
「おはようございます」
「えーっとなになに、[通っている高校のある後輩が可愛くて可愛くてついイジってしまいます。我慢しないと嫌われてしまいますか?]だって」
「ああー、居るよね。無性にイジりたくなる人。後輩は男子生徒かな?」
「ではさっそく繋いでみましょう」
『プルプルプル♪.....はい、西園―――』
「ああー! ああー! ‟アグレッシブ生徒会長”さんおはようございます!」
『ああ、ラジオの。おはようございます』
「おはようございます。女性の方みたいですね。アグレッシブ生徒会長さん、緊張しなくていいですよぉ」
「ラジオネームだと‟生徒会長”ってなっているけど、もしかして現役?」
『ええ、じゃなくて、うん。学々高等がっ―――』
「ちょちょちょ! 個人情報! 生徒会長なんだから学校名行ったら一発で身バレだよ?!」
「‟がくがく”?.....初めて聞く高校だ」
『ふふ。自慢じゃないが、実は中学2、3年生と生徒会長を担っていた』
「おおー!」
「人を引っ張っていくなんてそう簡単にできることじゃないよ!」
『でしょ。だけど眉目秀麗、才色兼備、容姿端麗であるワタシでも悩みごとがあるんだ』
「さっきの“自慢じゃないが”の真意を聞きたい」
「え、えーっと、後輩が好きなんだって?」
『す、好きじゃない。見てて面白いだけ』
「ひゅーわかりやすい反応ぉー」
「どんなとこが好きなんだい?」
『チッ。メッセージなんか送らなきゃ良かった』
「ご、ごめんって! そこまで嫌だったの?」
「じゃ、じゃあ聞き方を変えよう。その男子生徒のどこら辺が魅力的なの?」
『異性と決めつけられたくないけど、そうだね、ガチムチなところかな』
「普通に男子ね。予想はしてたけど」
「女の子って筋肉質な男性好きだよねー。やっぱ腹筋とか触りたいの?」
『うん。アスパラガスを横にして挟みたい』
「あんまアスパラガスをそう使う人は居ないな」
「そんな彼をイジりなくなるのかー。生徒会長さんはSっ気があるってことか」
『かもしれない。その男子生徒のせいで目覚めちゃったのかな。無性にデコピンしたくなる』
「や、やめたげて」
「彼は嫌がっていないの?」
『そこがわからない』
「満更でもないってこと? じゃあ意外と相性良いんじゃないかな」
「まぁ、美人な女性からのスキンシップを嫌がる男性なんかそういないよ」
『だといいね。ああ、でも嬉しいことに彼はワタシにならなんでも話せるらしい』
「「おおー!」」
『気を許している.....ってことかな。だからつい過度に接触してしまう』
「くぅー! 青春だねッ!」
「イジられても尚それならもう確信だねッ!」
『そう? じゃあこれからはもっと攻めてみよ。ワタシの下着をチラつかせれば大抵なんでもさせてくれるし』
「「...........んん?」」
『ああ、ワタシが彼を痛めつけたいことに対して、彼はワタシを性的な目でしか見てないんだ。それを利用して―――』
「ちょちょちょ! そういうの駄目だから!」
「スタッフさん! 例のヤツお願い!」
『君たち男性でしょ? 参考までに聞きたいんだけど、足に重りを付けて三角木馬に座ったら気持ち良い?』
「待って! 尺半端に余ってるから電話切りたいけど切れないこっちの気持ちを汲み取って待って!」
「ゴッホン! ええー、そ、それなら実際に暴力行為をするんじゃなくて口調をキツめにしてみたら?」
『こっちが質問しているんだけど。ねぇ、蝋そ〇を〇〇されたどんな気分? 尿〇プ〇グとか.....なんか雑音が入っている気がする』
「お、おおー。間に合ったか。生放送
「スタッフさんナイス」
『なんだコレは』
「奥に居るうちのスタッフさんがその場で判断して、ひ、卑猥な言葉を発したときにピー音をかけるんだ」
「過去に何度か君のような異端者が居てね。もしものときの“防壁”だよ」
『......。』
「まさかこんな使う日が来るとは思っていなかったな」
「と、ということで生徒会長さん、常識を弁えて―――」
『彼の身体を〇〇したい。贅沢にバ〇ブ10個使って、穴と言う〇に〇〇たい。そしてワタシの〇〇〇を○めさせて―――』
「ちょちょちょ! なんなのッ?! 話聞いてた?! すごい怒涛のピー音ラッシュが生放送されたんだけど!!」
「はい! お疲れ様でした! 生徒会長さんには“限定ポータブルラジオ”をプレゼントします!」
『要らないよ、そんなガラク―――ブツッ!』
「......ピー音を逆手に取られるとは思わなかったね」
「え、えーっと、気を取り直して次に当選された方にいきます!」
「続いての方は......“クイズ女王”さん」
「おはようございます!」
「なになに、メッセージが読みづらいですね。[死亡大学に合格したいので、じゅけんべんきょうがんばってます]、だって」
「なにこれ。誤字だし、後半の文章全く漢字変換してないよ。とりあえず繋いでみましょうか」
『プルプルプル♪―――ピ。はい、中む――』
「ちょちょちょ! クイズ女王さん、ハピラジだよ」
「おめでとうございます。抽選で当たりましたよ」
『あ、ああー! ありがとうございます!』
「さて、クイズ女王さん、あなた大学目指しているんだって?」
「受験まであと少しだね」
『はい。こう言ってはなんですが、そんなにレベルが高い大学を目指している訳じゃありませんので、頑張れば大丈夫かなと』
「お、余裕だねー」
「さすがクイズ女王さん。頭良いんでしょ?」
『そ、そんなことないです! 普通です!』
「いやいや。でもあれでしょ、受験勉強ってストレス溜まっちゃうでしょ?」
「勉強も大切だけど、残り少ない学生生活を楽しまなきゃね」
『まぁ、たしかに。偶には気分転換したいです』
「気分転換は何するの?」
「一人カラオケとか?」
『いえ、家業を手伝うついでに身体を動かす、くらいなものです』
「めっちゃいい子ぉ!」
「良いお嫁さんになれるよ!!」
『そ、そんなつもりで言った訳ではありません!』
「そうだ! 好きな男子とかいないの?」
「学生だから絶対居るでしょ~」
『い、いません。.....でも、気になる人なら一人』
「おおー!」
「どんな人?」
『わ、私より2つ下でうちにバイトしにくる男性です』
「ああ、さっき家業って言ってよね。バイト雇っているんだ」
「どんなところが好きなの?」
『き、筋肉がすごくて.....』
「ひゅー! 女の子は本当に筋肉質な男性に惹かれるよねぇ」
「じゃあ腹筋とかすごいんだ」
『す、すごいなんてものじゃないですよ! 溝とか影とか硬さとか、もうしゃ〇〇たいです』
「「.................んん?」」
『男性的には女性にべたべた触られるのって嫌なんですか?』
「あ、ああ。いや、そんなことないよ。少なくとも僕はスキンシップを欲する方だからね」
「なんか今ナチュラルにピー音が聞こえたような......」
『でしたらこれからはもっと触っていきたいと思います!』
「こらこら。僕たちのは参考までに留めておいてね」
「何かスポーツでもやっているのかな?」
『してないみたいです。どこら辺なら触ってもOKでしょうか?』
「いやだから、どこが良くてどこが駄目とかじゃないからね」
「そ、そうだよ。常識的にね?」
『じゃあ私のむ、む〇とか触らせたらお相子ということで』
「そこまでして触りたいの?!」
「も、もうお願いしてみたら?」
『言ったことありますけど、いつも「ベッドの上でならいくらでも」って言うんです』
「ちょちょちょ! ここラジオだから!」
「あ! じゃあマッサージしてあげるとか言って触れないいんじゃない?! それで悩み解決するでしょ?! よし、これでこの話はお終―――」
『実際したことありますけど、彼のアレがお〇きしちゃってそれどころじゃなくて.....』
「ああー! アウトアウト!」
「はい! クイズ女王さん、お時間ですのでハッピーラジオを終了とさせていただきます!」
『ま、待ってください! まだ―――』
「当選した方にはポータブルラジオをプレゼントします!」
「それでは、また来週!」
『ちょ』
―――――――――――――
今年もよろしくお願いします!
少し気が早いですが、400回記念はどうしようか迷っています。
でもそれくらいの意気込みはあります。
それでは、ハブ ア ナイス デー!
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