祝200回 公開記念 ラジオでお悩み相談?2

おはようございます!おてんとです。


今回は例のごとく、特別ラジオ回です!


少しでも鼻で笑っていただける皆様がいらっしゃるからここまで来れました。ありがとうございます。


それではご笑納ください!



――――――――――――――



 「おっはよぉぉおおございまぁぁああす!! 朝のラジオだよ!! 7時半だよ! 皆さん、目覚めて下さぁぁぁい!!」

 「日曜の朝からうるさいよ! でも、マー君は今日も元気だね!」

 「ふふ、ラジオを聴いている皆に元気を配るのも僕たちの大切な仕事だよ、コー君」


 「さて、わたくし、コー君と」

 「僕、マー君の」

 「「“ハッピーラジオ”、はっじまるよー!!」」






 「今日も皆さんからのお便りがたっくさん届いてますよ~」

 「このお便りコーナーでは、皆さんから送られてきたたくさんのメッセージから抽選で発表し、僕たちの方から電話をかけるというコーナーになります」


 「選ばれた方には豪華景品をプレゼント!」

 「今日は2つあってね。えーっと、この“ハッピーラジオ”限定オリジナルTシャツと、S〇NYの超高級ヘッドホンだね」


 「では、今日最初の方は.....ラジオネーム:“高橋ヒナ”ちゃんだね」

 「ヒナちゃん、おはよう!」


 「なになに『少し前から好きな人がいて、勇気を出して告白したのですがフラれてしまいました。どうしたら付き合えるか、アドバイスお願いします!』だって!」

 「朝から重い!! でも青春だねッ!」


 「一度フラれたからって諦めることはないと思うよ!」

 「そうそう。何回でもアタックすればちゃんと恋は実るのさ!」


 「じゃ、さっそく電話してみよっか!」

 『プルプルプルプルプル♪ ガチャッ』

 「ヒナちゃん、おはよう!」

 『おはようございます! よろしくお願いします!』


 「緊張しないでね!」

 『はい! じゃなくて、わかったわ!............あとー』

 「「?」」


 『“高橋ヒナ”でお願い。なの!』

 「え、た、高橋? フルネームが良いのね。ラジオネームなのに真面目だなぁ。うん、わかった!」

 「で、高橋ヒナちゃん、フラれた時のアドバイスだけど、勇気出して告白したんだね!」


 『そ! でも正直、相手にされなくて落ち込んでるわ!』

 「の割には明るいね!」

 「あ、じゃあ考えを変えるのはどうかな?」


 『“考えを変える”?』

 「そ! 嫌な言い方になっちゃうけど、彼がOKしないのは高橋ヒナちゃんに満足できない部分があるからじゃないかな?」

 「あーなるほど。直せそうな欠点を考え直すのね」


 『へー。例えば?』

 「うーん。会ったことないからよくわからいなぁ」

 「そうだ、まずは家事スキルなんてどうかな? 女子力の高い女の子に男は惚れちゃうもんだよ!」


 『家事スキル........一通りの家事はできるわ!』

 「お、いいねぇ~」

 「料理を振る舞ったことある?」


 『今年の夏休みはずっと彼がうちに居たからほぼ毎日食べてもらったわね』

 「え、同居?」

 「付き合ってないんじゃないの?」


 『なんて言えば良いのかしら。仕事(?)でって言うほどじゃないけど、3食おやつ付きの生活をしてたわ』

 「付き合ってないのにヒモ男............」

 「で? 料理を食べて彼は褒めてた?」


 『それはもうベタ褒めよ!』

 「ひゅーひゅー!!」

 「良いじゃん良いじゃん!」


 『ここだけの話、彼が好きすぎて、食後に彼が使ったわ!』

 「ちょっ! それ『ここだけの話』じゃなくて、『生放送ここでしちゃいけない話』だよッ?!」

 「え、えーっと!! 他には......。あ、一緒に住んでいたなら掃除や洗濯はどうだったの?!」


 『完璧と言っても過言じゃないわね』

 「お、抜け目ないじゃん」

 「逆になんでるんだろうね?」


 『私が聞きたいわ。掃除だってちゃんと隅々までしてるのよ? あ、でも私がしたくてしてるのよね』

 「夫をダメにするタイプの奥さんだね~」

 「高橋ヒナちゃんで駄目ならもう誰もその男の子と付き合えないよ!」


 『そ、そうかしら? えへへ。特に、あのイカ臭いゴミ箱の中身を片付けるときはエッチな気分になるわ!』

 「「..........んん?」」


 『きっと夜な夜な如何わしい動画でヌいてるのよね。言ってくれれば私が―――』

 「ちょちょちょっちょっと待って! ここラジオ! 発言には気を付けて?!」

 「やめよ?! 本当にソレ以上はやめて!」


 『? えっと、次は洗濯よね?』

 「あ、ああ。そうだね」

 「真面目にお願いね.........」


 『彼の使用済みの服を嗅ぐと思わず発じょ―――ガチャッ!!』

 「高橋ヒナちゃんでしたッ! また告白頑張ってね!」

 「そ、そんな彼女にはオリジナルTシャツをプレゼント!!」




 「えーっと、次の人は..........」

 「あ、この人はどう? 家族愛を感じるよ」


 「そうだね。次の方はラジオネーム:“兄好き”さん!」

 「兄好きさん、おはようございます!」


 「なになに.......『お兄ちゃんが好きすぎてどうにかしちゃいそうです。今夜もずっと遊んでもらいます!』だって」

 「わーお! お兄ちゃん子かぁ~」


 「では、さっそく電話してみましょう!」

 『プルプルプルプル♪ ガチャッ』

 「おはようございまーす!」


 『はい、もしもし。じゃ』

 「ちょっ! いきなり切らないでよ?!」

 「なんでリクエストしたの?!」


 『あ、ラジオの。すみません、兄さんかと思いまして』

 「すごい、ラジオネームの由来が一瞬で迷宮入りだ」

 「あ、兄好きさんは、その名の通りが好きなのかな?」


 『“お兄ちゃん”.......』

 「「?」」


 『いえ、すみません。ここラジオですし、素直になってもバレませんよね?』

 「うん。でもマナーは守ってね?」

 「そうそう。さっきの“高橋ヒナちゃん”みたいな感じは駄目ね?」


 『さっきと言われても聞いてませんでしたから。“高橋ヒナ”? なんか私の知人と知人を掛け合わせた名前ですね?』

 「まぁラジオネームだし。本名じゃないでしょ」

 「ではでは。本題に入りまして、兄好きさん、貴女今夜は大好きなお兄ちゃんと遊んでもらうんだって?」


 『はい! と朝までずっと遊びます!』

 「仲良いね~」

 「朝まで何するの?」


 『ずっとゲームですね!』

 「ゲーム楽しいよねー。僕も良くやるよ!」

 「お兄ちゃんもゲーム好きなんだ?」


 『好き.....かどうかはわかりませんが、いつも私の我儘に付き合ってくれますよ』

 「良いお兄ちゃんじゃん」

 「家族愛を感じるね!」


 『本当はお兄ちゃんと一生、一緒にいたいくらいです』

 「ははは。こらこら。兄から自立しなきゃ駄目だよ?」

 「そうそう。それならお兄ちゃんに雰囲気が似ている男性を探さなきゃだね」


 『? いえ、普通にですよ?』

 「「......んん?」」


 『ですから、これから先ずっと、ずっと、ずーっと! お兄ちゃんと一緒です!』

 「あ、ああ。仲の良さ的な? 家族としてできるだけ遊んでいたい的なアレね?」

 「そ、そういうことね。びっくりし―――」


 『いやいや。何言ってるんですか。ベッドインも結婚も墓までずっと一緒ですよ? でないと寂しいじゃないですか』

 「ちょっと待って、頭が追い付かない」

 「え、いや、えっと、兄妹だよね?」


 『はい。お兄ちゃんも私のことをそういう目で見てくれてます』

 「い、異性として.........ってこと?」

 「いやいや。流石に妹想いの良いお兄ちゃんでも―――」


 『ええ。以前、私で童貞捨てたいって、ゴムを片手に言ってました』

 「ちょっ!!」

 「ま、待って待って!!」


 『わ、私も処女はじめてはお兄ちゃんに―――ガチャッ!!』

 「............やべー奴やん」

 「ゴッホン!! 兄好きさんにはS〇NYのヘッドホンをプレゼントします!」


 「そ、それじゃ、ここまでのお相手はマー君と」

 「コー君でした!」


 「「また来週~!!!」」



―――――――――――――――


どうでしたか?


ほくそ笑んでいただけたのなら幸いです。


こんなご時世だからこそ、少しでも笑顔になればと思っております。う、嘘じゃないですよ? ゆ、ゆゆゆ許してください。


それでは、これからもよろしくお願いします! ハブ ア ナイス デー!

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