第156話 アキトの活動方針と模擬戦
◇◆◇
「と、言う訳で、僕達の次の行き先は、ロンベリダム帝国近郊の“
「・・・イヤイヤ、ト言ウ訳デ、トカ言ワレマシテモ、私達ハ事情ガ飲ミ込メテイナイノデスガ・・・。」(困惑)
『精神世界』から帰還した僕が、シュプールの食堂にて若干前のめり気味にそう宣言すると、困惑した様子の皆を代表して、エイルがそうツッコミを入れてきた。
・・・うん、それについては僕の完全なる説明不足でしたね、てへぺろ。
『精神世界』にて、アルメリア様からヴィーシャさんとエイルの
それによると、『
更には、その“魔法銃”を専門に取り扱う部隊であるところの、所謂“銃士隊”も急ピッチで編成されており、錬度を高める為の訓練まで行われていると言うのだ。
まぁ、その他にも、何かよく分からない勉強をさせられた様な気がするが・・・。
まぁ、それはともかく。
僕の入手している情報によれば、ロンベリダム帝国は、テポルヴァ事変以降、周辺国家群とは表向き和平路線を推し進めている様子だが、しかし、この“
何故ならば、“
“
“
もちろん、そこには強力なモンスターや魔獣なども多数生息しており、そうした過酷な環境柄、人間族が住むのには適した場所ではなく、入った者は二度と出てこれないと噂される様になり、比喩的な表現として“
他にも、“悪魔の大口”、“帰らずの森”などの数々の異名を持つ、まぁ、大変危険な場所なのであった。
逆に、そうした場所であればこそ、
まぁ、基本的に人間族を越える身体能力を持つ『獣人族』にとっては、“
そんな人間族が住むには適した環境とは言えない“
まず基本的な情報として、ロンベリダム帝国は
その西側や南側は、テポルヴァ事変の折に活躍(?)したカウコネス人などの先住民族を中心とした大小様々な周辺国家群が存在する。
まぁ、先程も言及した通り、元々はこの周辺国家群とロンベリダム帝国は対立していた訳であるが、昨今は急速に和平路線を推し進められ、
これによって、ロンベリダム帝国の西南方面からの
ロンベリダム帝国皇帝のルキウス・ユリウス・エル=クリフ・アウグストゥスの最終目標は、
だが、ロンベリダム帝国の東側は、先程も言及した通り、天然の防波堤としての“
仮に、真剣に
ただ、魔法先進国でもあり、高い技術力を持つロンベリダム帝国ならば、ただ単に“
すなわち、そこに住む者達がそれを許さなかったのである。
まぁ、当たり前の話として、自分達の
例えるならば、自分の家の庭先に勝手に動線を通される様なモノである。
そんな事が許容される筈もない。
そんな訳もあって、“
ただし、先程も述べた通り、“
いや、言葉を選ばずに言うのならば、ロンベリダム帝国は一方的に負け越していると言っても過言ではなかったのである。
以前にも言及したが、『獣人族』達は、基本的に人間族を越える身体能力を持っており、なおかつ、種族特有の特殊能力を持っている。(まぁ、ヴィーシャさんでいう、『幻術』の様なモノだ。)
更には、天然の要塞として機能する“
いくらロンベリダム帝国が強国と言えど、軍事力には限界がある訳で、更には魔法部隊も、その特殊な事情故に容易に人員を増やせる状況にはない。
だと言うのに、この地に派遣された部隊はことごとく壊滅させられる訳で、貴重な戦力を失いたくないロンベリダム帝国側としては、攻略したいのは山々だが手出しも難しいと言ったジレンマに陥っていた状況であった訳である。
そうした事もあって、ロンベリダム帝国側としては“
(余談だが、そうした事もあって、ロンベリダム帝国の者達は、“
更に余談だが、西南側の周辺国家群との事情、この“
さて、そんな軍事的に重要なポイントでありながらも、攻略の進んでいなかった“
以前にも言及したかもしれないが、銃の優れた点は、その威力も然ることながら、他の技術に比べて習熟が容易な点である。
少なくとも、習得に長い年月の掛かる魔法技術に比べれば、銃を専門に取り扱う部隊であるところの銃士隊は、ある程度の訓練期間を経れば即座に戦力となり得る。
もちろん、それ相当な使い手や凄腕を育成する為には、やはりそれ相応の期間を要する事になるが、ロンベリダム帝国側が求めているのは、あくまで“
ロンベリダム帝国は、大帝国故に人口も他の国に比べて多く、ただ単に人員の増強をするだけならば比較的容易な状況にある。
その状況と、銃の存在は、非常に相性が良かった訳である。
遅々として進まなかった“
しかし、それだけならば、テポルヴァ事変時もそうであったが、冷たい様だが、ロンベリダム帝国と“
正義の味方でもなければ、自分に関係のない物事にまで顔を突っ込むほどの行動力のある方ではない僕としては、それに介入するつもりは基本的にない、・・・筈だった。
そこに、
軍事的に重要なポイントであると同時に、“
更には、遺跡や遺産を捜索する
これは、僕としても見過ごせない事態であった。
ロンベリダム帝国側やハイドラス派に、これ以上の
また、
そうした
・・・
「なるほど・・・。じゃあ、アキトとしては、その“
「ええ。もちろん、事前に争いを回避出来ればそれに越した事はありませんが、色々と工作している時間もありませんし、歴史的経緯から見ても、おそらく衝突は免れないと思います。故に、現地の住人達と友好を結びつつ、協力しながら、同時進行で解決方法などを模索する必要があるでしょう。いずれにせよ、ブルーム同盟としても
かいつまんで説明した僕に、アイシャさんがそう確認した。
それに、僕は頷き、皆も納得した表情を浮かべていた。
「“
「同感だね。ボクはドワーフ族だけど、ロンベリダム帝国がボク達ドワーフ族との友好関係を守るとは思えないよ。
「それは、おそらく歴史的経緯とライアド教の影響も色濃いのでしょうね。ライアド教では、基本的に(ハイドラスを除いて)人間族を最上の存在として定義しています。優れた種族である人間族が、他種族を
「せやなぁ~。ライアド教が広く受け入れているのも、そうした考えが根底にあるからやしなぁ~。」
はぁ~、とウンザリとした様な溜め息を吐くヴィーシャさん。
まぁ、彼女が僕達の中で一番そうした現状に晒されて来た人だから、色々と思うところもあるのだろう。
「トコロデ一ツ疑問ナノデスガ・・・。」
「ん?どうしたエイル?何か問題でも?」
しばしの沈黙の後、エイルがポツリとそう呟く。
それに、僕は何か問題でもあるのかと問い掛ける。
「イエ、ソウ言ウ訳デハアリマセンガ、タダ、ロンベリダム帝国ハ、何故ソンナトコロデ建国シタノカ気二ナッタモノデスカラ・・・。」
「・・・ん?」
「イエ、ロンベリダム帝国ノ拠点ハ周辺国家群ヤ“
ああ、なるほど。
確かにそれは、僕も歴史なんかを学んだ時に疑問に感じた事である。
エイルは、『
・・・しかし。
「それは、前提条件が間違っているよ。そもそも、当初のロンベリダム帝国は、
「フム、ナルホド・・・。」
「それは有りそうやなぁ~。」
いや、完全に僕の個人的な想像だし、実際のところは知らんけどね。
けど、これは
人は未来を見通す事など出来ないので、その時に最適だと思った選択肢の連続が今日の歴史を紡いでいる訳だ。
それが、仮に
「さて、話が少し逸れたけど、そんな訳だから、ヴィーシャさんの訓練がある程度形になったら、僕達は“
「異議なぁ~しっ!」
「
「ボクはダーリンに着いて行くまでだよ。」
「私モ異論ハ有リマセン。」
「ウチもや。っつか、そんなのんびりしとって大丈夫なんか?いや、ウチが言える立場にはないんやけど・・・。」
改めて、アレーテイアのリーダーとして皆の意見を聞く僕。
それに皆賛成してくれたが、ヴィーシャさんは自分の訓練に費やしている時間があるのかと聞いてくる。
「確かにあまりのんびりしている時間はありませんが、
「そうか・・・。」
パラメータにバラつきが出ない様に気を付けながら、なおかつかなりハイペースでレベリングしているヴィーシャさんであるが、アイシャさん達の協力にシュプール式トレーニング方法を総動員しても、今現在はようやくS級冒険者相当になったくらいである。
ぶっちゃけると、それだけでも
いや、もちろん必ずしも敵対する訳じゃないと思うが、ウルカさんの例もある様に、楽観的な考えは禁物でからね。
・・・しかし。
「しかし、必ずしもレベルの差は絶対ではありませんし、そもそも、一対一の状況に陥らない様にすれば良いのです。元来、人は“群れ”で動くモノですし、そうした意味では、ヴィーシャさんの
「・・・はい?」
少し暗い表情を浮かべていたヴィーシャさんは、僕の言葉にポカーンッとしていた。
・・・自分が足手まといになるとか考えていたのだろうか?
それは大きな勘違いであるーーー。
◇◆◇
「さて、今回は
「ワンワンッ(OK、何時でもいいよっ!)」
「ガウガウッ(うん、油断はしないよっ!)」
「結構!じゃあ、模擬戦を開始しますよっ!!!」
「りょうかぁ~いっ!」
「了解ですっ!」
「OKだよっ!」
「何時デモドウゾ。」
「はぁ~、緊張するわぁ~。」
それから数日後。
しばらくのヴィーシャさん達の訓練の後、僕らは僕、クロ、ヤミチームと、アイシャさん、ティーネ、リサさん、エイル、ヴィーシャさんのチームとに分かれた模擬戦を行う事とした。
ルールは単純で、『魔獣の森』内を自由に使い、相手を全滅させるか、相手の指揮官を撃破する事が勝利条件となる。
もちろん、これは模擬戦であるから、本気で殺し合いをする訳ではないが、実戦を想定している訓練でもあるので、ある程度の相手への攻撃も認められている。
具体的には、各々が身に付けている鉱石(あまり利用価値のない屑鉱石を活用。これが一種のライフとなる)を破壊する上での攻撃は認められているのだ。
この鉱石を破壊されると、その人は戦闘不能扱いとなり、それ以降の戦闘には参加不能となる。
つまり、お互いにこの自分達の鉱石を守りつつ、相手の鉱石を如何に素早く破壊出来るかによって勝敗が決すると言う訳である。
また、チームの振り分けがアンバランスではあるが、これはあくまでヴィーシャさん達の訓練でもあるからだ。
僕抜きのパーティーを、ヴィーシャさんがどの様に円滑に率いる事が出来るかを試すモノでもあった。
しばらくお互いに好きに『魔獣の森』内に散らばった後、僕は合図の為に、空砲代わりに空に爆裂魔法を放った。
パァンッ!!!
「行くよっ!」
「ワンワンッ(応っ!)」
「ガウガウッ(了解っ!)」
その合図の後、僕、クロ、ヤミはひとかたまりとなって一斉に動き出した。
こちらのチームの指揮官は、必然的に僕となる。
本来ならば、全滅か指揮官が倒されたら終わりである事から、僕とクロ、ヤミは別々に行動するといったリスク分散も作戦として考えられるが、頭数の上ではこちらの不利である事から、場合によっては各個撃破される恐れもある。
それに、リアルタイムでの連携が上手く行かない事は更に不利である事から、必然的に僕らは固まって動く事を選択した訳である。
これは、向こうも同じであろう。
向こうの指揮官は、レベルや経験を抜きにして考えると、性格や性質を考慮すれば、ヴィーシャさんがベストの選択肢となる。
っつか、その為の訓練だしね。
しかし、彼女が一番レベルが低い事から、彼女を孤立させる事はこちらに取ってはチャンスに、向こうに取っては弱点となり得る。
故に、必然的に向こうも彼女を守りつつ、ひとかたまりで動くのが基本方針になると考えられる。
さて、向こうはどんな感じかな?
・・・
「ほな、僭越ならウチが指揮官を務めされて貰いますわ。」
「了解だよ。私は、あまり頭を使うのには慣れてないからねぇ~。」
「ボクもだよ。まぁ、基本的にボクは、戦闘が本職じゃないしねぇ~。」
アキトの予測通り、アイシャ達のチームでは全会一致でヴィーシャが指揮官となる事が了承されていた。
それに、ある意味脳筋であり、アタッカータイプのアイシャとリサのコンビがそう応えた。
残りのティーネとエイルは、ある意味指揮官に向いたタイプではあるが、ずる賢さ(もちろん、悪い意味ではない)と言う点ではティーネはヴィーシャに劣るし、またいくら模擬戦とは言え、自ら
エイルも、基本的には指示をするより指示される事を前提とした『
「私もです。ヴィーシャさんは、元々戦闘向きではなかったかもしれませんが、人を率いる事にかけては、我々の中で一番経験と適性がおありでしょう。それに、お聞かせ頂いた作戦も見事と言わざるを得ません。
「同感デスネ。マァ、相手ハ権謀術数二長ケタオ父様デスシ、騙シ合イノ勝負デハ、ヴィーシャ・サンガモットモ適性ガアルト私モ思イマス。」
「何や、素直には喜べんのやけど・・・。ま、まぁ、ええわ。ほんなら、作戦通り頼むでっ!」
「「「「了解(デスッ)!!!」」」」
・・・
「捉エマシタッ!」
「了解っ!アイシャはん、リサはん、頼むでっ!!」
「「了解っ!!」」
それからしばらくのかくれんぼの末、エイルはアキトらをアッサリ見つける事に成功していた。
本来ならば、『魔獣の森』の地形を熟知し、なおかつ隠密スキルに優れたアキト、クロ、ヤミを捉える事は非常に難易度が高いのだが、『
故に、彼女の前ではこっそりと近付く事は、いくらアキトらに取っても容易ではないのであった。
「げっ、もうバレたんかいっ!」
それはアキトも承知していたが、改めてエイルを相手にした場合の厄介さにアキトは軽く顔を歪めていた。
そこに、数の上では不利であるアキトらを更に分断させるべく、クロとヤミにそれぞれアイシャとリサが強襲を敢行する。
「チッ!」
「ワンワンッ(クッ!)」
「ガウガウッ(クソッ!)」
アイシャとリサの今現在のレベルと経験値は、クロとヤミのそれを軽く上回っている。
故に、一対一の状況に追い込まれると、防戦一方となってしまうのだ。
もちろん、それはアキトも理解している。
故に、二匹のフォローをしつつ、隙をついてアイシャ、リサを各個撃破するのが理想ではあるが・・・。
「させませんっ!」
「ハッ!!!」
「だよねぇ~!」
それは叶わない夢だった。
ティーネの弓矢による牽制とエイルの魔法攻撃により、誘導される様にアキトはクロとヤミから引き剥がされる。
アキトも、御返しとばかりに魔法攻撃を加えるが、来ると分かっている魔法はヴィーシャにすら容易に回避されてしまった。
そうこうしている内に、クロとヤミはアイシャとリサによって追い込まれて行く。
いや、むしろ魔獣種特有の体力と
だが、頼みの綱であるアキトが足止めを食らっている状況では、ジリ貧である事は間違いなかった。
以前にも言及したが、戦闘は基本的に長々と続くモノではない。
特に強者同士の戦いの場合、わずかな隙によって、一瞬で勝敗は決してしまう。
そこに、ヴィーシャは目を付けていた。
「ワンワンッ(逃げられないっ!?)」
「逃がさないよぉ~!」
絶え間なく続く攻防と位置取りの確保。
しかし、その足場が、
「ワンワンッ(えっ!?)」
「ここだっ!」
あると思っていた足場が急になくなり、思わずバランスを崩すクロ。
その隙を見逃す様なアイシャではなかった。
パリーンッ!
「ワンワンッ(しまったっ!)」
「オッケーッ!」
「ナイスやっ!」
アイシャの渾身の一撃が、クロの鉱石を捉えた。
ここに、クロの戦闘不能が確定した。
「ガウガウッ(クロッ!?)」
「ほらほら、よそ見をしている暇はないよっ!」
「ガウガウッ(チッ!)」
クロが戦闘不能になった事で、ヤミにわずかな動揺が広がる。
しかし、それが落ち着くのを待ってくれるほど、リサは優しくなかった。
同じアタッカータイプではあるが、手甲を用い格闘戦を得意とするアイシャに比べたら、大きな鎚を用いるリサはやや素早さの上ではアイシャに劣る印象がある。
故に、ヤミの方がクロに比べたら、まだ回避も容易であった。
しかし、それがそう
「ハァっ!!」
「ガウガウッ(当たらないよっ、って、えっ!?)」
すでに見切っていたヤミは、リサの隙を作り出そうとかなりギリギリでその鎚による攻撃を回避する。
しかし、目算を誤ったのか、直撃とはいかなかったが、ヤミはわずかに衝撃を受けて空中に放り出されてしまう。
「チャンスッ!」
「ガウガウッ(クッ!?)」
とてつもない反射神経と
鎚を片手で持ち上げると、アイシャよろしく、拳による攻撃がヤミ(の鉱石)を捉える。
パリーンッ!
「ガウガウッ(ああ、クソッ!)」
「やったっ!!」
「オッケーやでっ!」
元々、アイシャと同様に並外れた
鍛治職人として鎚を好んで使用してはいるリサだが、戦闘時には臨機応変に攻撃手段を変更する柔軟性、プラスそれを可能とする技術を高いレベルで身に付けていた。
まぁ、そんな訳で、ティーネとエイルの妨害によってアキトが動けない事を良い事に、アイシャとリサは、クロとヤミを一気に戦闘不能に陥らせる事に成功していた。
「・・・お見事です。役割の最適化。チームプレーによるお互いの連携。『
「そうだよぉ~。もちろん、最後は皆で話し合って決めたんだけどねぇ~。」
「けど、ここまで上手く行くとは思わなかったよ。ヴィーシャさんは、人の特性を上手く活用するのが得意なのかもしれないね。」
アキトが一人になった事で、ティーネとエイルの攻撃の手が止んだ。
もちろん、油断なくアイシャとリサがアキトを包囲しているが、アキトは反撃するでもなく、感嘆しながらヴィーシャ達の作戦を分析していた。
「さぁ、後は旦那はんだけやでっ!」
「ヴィーシャさん、ゆめゆめ油断なされませぬ様に。
「エエ。オ父様ノ悪知恵ハ天下一品デスカラネ。」
「・・・何か、えらい言われ様だが、まぁ、その通りだね。勝負は最後の最後まで分からないモノさ。相手にトドメを刺すまで油断しては行けませんよ?」
「何をっ・・・!」
パリーンッ!
パリーンッ!
「・・・えっ?」
「・・・はいっ?」
「・・・なっ!?」
「・・・ソンナッ!」
「・・・何やっ!?」
アキトの意味ありげな言葉に一瞬気を取られていた隙に、アイシャとリサの鉱石が突如として割れる。
そこには、
「・・・ね?」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます