61:寄生鮫
【な、なんか出てきました!】
「こいつは
大きく口を開けて、飛び込んできた
【■▲〇※■▲〇※!】
飛び込んできた
「魔法で倒すと、因子が食えないけどいいのか?」
【はっ! つい、マスターを守らないとって思って忘れてました】
「まぁ、まだいっぱいいるみたいだぞ。というか、この量……絶対に
俺の前には
飛びかかってきた
発動した魔法剣の効果が強すぎて、
これくらいなら、普通に斬ってもいける。
【因子が美味しいです。雷系が若干強化されました。むふぅー、幸せです】
刀身で魔物の因子を吸収したディーレが、強化された項目を報告してきているが、俺はまだ
「ディーレ、味わっているところ悪いが、援護を頼むぞ」
【はっ! すみません。すぐにお仕事します! ■▲〇※■▲〇※!】
ディーレは、飛び込んでくる
そして、あらかた周囲の
「ボォオオオオオオオオ!!!」
「おわっ! 回り始めたっ!」
一旦、離れるため空中に飛び出した俺の身体をディモルがサッと咥えて拾ってくれた。
「ありがとな。今度は頭の方に回る! トドメを刺させてもらうぞ!」
「クェエエ!!」
ディモルの背に乗り直すと、俺は
大空でゆっくりと身体を回していた
「ボォオオオオオオオオ!!!」
頭に降りた俺を嫌がった
「させるかっ! 大気に漂う数多の雷よ、わが剣に宿りて大いなる稲妻となれ。
俺は雷属性の魔法効果を乗せた魔法剣を発動させると、煙を出そうとしている穴の近くに向かってディーレを思いっきり突き立てていた。
「ボォオオオオオオオオ!!!」
【追撃します! ■▲〇※■▲〇※!】
ディーレが再び光ったかと思うと、もう一度小規模な稲妻が
突き刺したディーレを引き抜くと、大量の白い煙が噴き上がっていき、ドンドンと
だが、さすがに巨大な魔物なので魔法剣一発で沈むほど、貧弱ではなかった。
さすがに
「ディーレ、
【了解! お任せください! ■▲〇※■▲〇※!】
ディーレは高速詠唱を使い、
雑魚をディーレに任せ、俺は再び最大威力の
「大気に漂う数多の雷よ、わが剣に宿りて大いなる稲妻となれ。
ディーレの刀身にバチバチと雷光が宿るのを確認すると、俺は再び
「ボォオオオオオオオオ!!!」
稲妻が全身を駆け巡った
「仕留めた! 手ごたえがあったぞ!」
【でも、マスター落ちてますよっ!】
「大丈夫、俺たちにはディモルがいるだろ!」
地上に向けて落ち始めた
近づいてきたディモルに飛び乗ろうとする。
だが、残っていた
「しつこいやつらは嫌われるぞ! 漂う大気よ。凝縮し我が示す先で解放せよ!
ディモルに向かってこようとしていた
すると、爆発的な風の奔流によって
「これで討伐は完了だな。あとは、地上に落ちた
【むふー、
「身体を覆ってる高密度の雲が消えるまでしばらくかかるから、解体はノエリアたちと合流してからだと思うぞ」
【えー! お預けですかー! そんなー!】
「まぁ、ちょっとの我慢だ」
俺はお預けをくらってショックを受けているディーレを鞘に納めると、
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