エピローグ1【予知夢の姫】
◇
帝国
小さな身体は
息は
その手に持った首輪の様な、
足元は
はぁはぁと息を
一見、村娘のような
何度も後ろを振り返り、
「……ど、どこかで……」
その少女は、
この少女の名は、ミア。ミア・レイチェル・レダニエス第二
兄である、【
ミアは、
そもそも、ミアは身体が弱い。それも
成さねばならない目的があるからだ。
「どこかっ!誰かっっ!――あっ!?」
ドシャァァァァッッ――!!
「――う、ううぅ……」
連日続いた雨に足を取られ、転んでしまう。
しかし、
「これだけは……姉様に
傷だらけでも、泥だらけでも、前だけを見る。
まるでそれが分かっているかのように。
「――ミア
「――っ!!……ほっ……良かった、
草むらを
エリウスの部下、カルスト・レヴァンシーク。帝国の前・騎士隊長だった。
「ミア
転んだミアを
カルストは、レディルと別れた後、
しかし、カルストを待っていたのは、白衣の騎士たちだった。
情けないくらいに
そこで見かけた。走る幼い姿を。
「……カルスト、姉様は……」
「ミア
「はい。見ました……
彼女、ミア・レイチェル・レダニエスは、
その能力が
「――カルスト、急いでここを離れてください……
「【
「ゆ、
カルストは、ミアを
逃げる為、姉にこのアクセサリーを届けるため、ミアは行動する。
それが、この帝国に何を
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