第24話 若領主様の薔薇騎士の館、 別名は若領主様のハーレムだって、酷いです

父さまが第2夫人を娶った時用に最近やっと作った別宅が女奴隷の住処として準備されていました。

オーランドに奴隷の買い付けに行くと決めてから父さまと母さまが話し合ってそう決まったみたいです。


母さまは領主としての体面や一族の血縁を守る為に、側室を取るべきだと考えていた様ですが、父さまは僕と妹の2人がいれば次代は安心だし、子供がもっと必要なら母さまと作ると主張して母さまを説得した様です。


「他の女じゃダメなんだ。次もお前を孕ませたい」


この言葉が決めゼリフになったそうですよ。


そして、女奴隷の購入が決まる前から別館の改装に着手して準備万端で僕たちの帰りを待っていたはずだったんです。


でも予定では数名の女奴隷を買い付ける予定が12名の女奴隷を連れて僕達は帰ってきたんです。


そこからは突貫で受け入れの準備を進めました.

1番の懸案だったベッドをなんとか追加し、全員が眠れるスペースを確保したのは夜遅くになってからでした。


そんな騒ぎもありましたが、無事、この別館で彼女達の新しい生活が始まったのです。


そして1ヶ月が過ぎて、彼女達がこの別館での生活に馴染んできた頃、領民達はこの別館を若領主様のハーレム屋敷と呼び出したのです。


酷いです。

そこで、こんな風に呼ばれるのは、この別館に名前が無いせいだと気付いたのです。

それならば、僕はこの別館を彼女達の小隊の名にちなんで、薔薇騎士の館と命名しました。


父さまにもこの名を広めるようにお願いしました。

領民もそう呼び始めています、ただ少しアレンジされています。


『若領主様の薔薇騎士の館』って皆が言うんです。

そして彼女達の通り名として『若領主様の薔薇騎士達』が有名になりました。


どうしても彼女達を僕の物として呼びたいらしいんです。

本当に解せませんね。


☆☆☆☆☆


「神子様、お目覚めの時間です」


神子、ああ、僕の事ですね。何べんお願いしてもこの呼び方は変えてくれないんです。


「ああ、ありがとう。起きますよ」


僕を起こしてくれたのは、ミルですね。今日はミルがマリーのお付きの当番らしいです。


「さあ、マリー様もお起きになりませんと」


ミルがマリーを起しています。


「う~ん、まだ眠いです。ミルは意地悪です」


マリーは寝起きが悪いんです。

だから、いつもぐずるんです。


「マリー様、起きなくてよろしいんですか。

マリー様が起きないのなら、ミルのおっぱいを神子様に最初に飲んで頂きますよ」


「わっ、ミル狡いの。マリーのお部屋にオイゲン様が泊った日はマリーが最初におっぱいを飲んでもらうんです」


そう、僕は昨晩は薔薇騎士の館のマリーの部屋に泊まったんです。

もう一人で寝ないといけないよと何度も諭したんだけど、マリーはいつも一緒に寝ると駄々をこねるんです。

それで、週に2回ぐらいは根負けして僕はマリーと添い寝をすることになるんです。


まあ、僕は8歳児(一つ歳を取りました)でマリーの精神年齢も5歳児程度(順調に育っています)ですから普通に考えれば問題はありません。


でも普通じゃないんです。

僕の精神年齢は前世と合わせれば28歳ですし、マリーの身体は18歳の少女そのものです。

28歳のおっさんが18歳の少女と添い寝するのは犯罪だろうという意識があり、寝付けない夜を過ごすことも多いんです。


ですから、マリーの部屋に泊まった日はいつも寝不足になるんです。


「ミル、オイゲン様におっぱいを飲んで頂けるように準備してくれるかしら」


マリーに言われてミルが準備を始めます。


マリーを抱きかかえて寝間着を脱がすとマリーの上半身は裸になり、その身体をミルが濡れた布で手際よく拭いてゆきます。


添い寝には罪悪感があるのに、マリーのおっぱいを見る事には全く罪悪感を感じないのもおかしいですね。

これは、ポーションの作成でおっぱいに慣れ過ぎてしまったせいですね。


「オイゲン様、お願いします」


ミルに言われて僕はマリーの側に行きます。

ベッドに座ったミルに抱きかかえられたマリーのおっぱいは8歳児の僕に丁度良い位の高さにあります。

僕は、僕用に大きく育ったマリーの左のおっぱいに吸い付きます。


「ひゃん、私の神子様。あん、私の魂は御身と常に共にあります。

どうぞ、神子様の敬虔な、あん、使徒であるマリーの乳をお受け取りください」


マリーの言葉に合わせる様にマリーのおっぱいから出る乳で僕の口がお腹が満たされます。

そして、乳を通して充分な魔力を受け取るとマリーのおっぱいが光り、ポーション一本分の魔力が僕の中に溜まります。


「今日も、神子様に仕える喜びをお与えくださった事を感謝いたします。

ね、ねえミル、マリーのお胸は大きくなったかしら」


マリーは僕への感謝もそこそこにミルにおっぱいの大きさを訪ねます。


「マリー様、お胸は神子様におっぱいを差し上げる度に大きくなるものではありませんですわ。

それに、マリー様のお胸は充分に大きいですよ」


「いいえ、足りません。だってキャリーの胸に比べると...」


「まあ、キャリーの胸と比べれば、どのお胸もささやかなお胸になってしまいますわ」


「ええ〜、だってえ」


マリーはなんでそんなに張り合うんですかね。


「ねえ、マリー、僕はお腹が空いたよ。マリーは空いていないのかい」


「はい、マリーもお腹が空きました」


「じゃあ、ご飯にしようね」


僕達の会話を聞いていたミルが申し訳なさげに口を開きます。


「あのう、神子様。出来れば朝食の前にミルも神子様に献乳致したく存じます」


ああ、そうでした。ミルもおっぱいも頂かないといけないですね。


「もちろんです。ミルのおっぱいも頂きます」


僕がそう答えるとミルの顔が喜びに染まります。


「ありがとうございます。神子様にミルのおっぱいを献乳できてミルは幸せです」


そう言いながらミルは上半身をはだけて、僕におっぱいを近づけてくれます。

すっかり回復して少女の美しさを取り戻したミルの白い肌は透き通る様に神々しく、まるで天使の様です。


その美しい胸を特徴ずける豊かな乳房の頂にある艶やかな薄いピンクの乳首を僕は口に含みます。

これは、珠玉の時間ですり


「私の神子様、私の魂は御身と常に共にあります。

どうぞ、神子様の敬虔な使徒であるミルの乳をお受け取りください」


ミルの言葉と共に僕の口はミルの乳で満たされます。

僕は飲み込む先から湧き出すミルの乳。それが僕の中で魔力に変わり溜まります。

そして、僕が満たされると同時のミルのおっぱいが光ります。


「ひゃあああああ、あ、あ、あ、ああ、神子様、ミルのおっぱいに奇跡をありがとうございます」


「ああ、ずるいです。なんでミルのおっぱいだけ大きくなるんです」


丁度、ミルのおっぱいが大きくなるタイミングだった様ですね。

マリーが拗ねて大変です。


「マリー様、今日はミルの番でしたが次はきっとマリー様の番ですよ」


「本当、本当にですよね。ねえ、ねえ、オイゲン様、次はマリーの番なんですって。

だから、今晩もオイゲン様はマリーの部屋に泊まらないといけませよ」


どうやら、今晩もマリーと添い寝をすることになりそうです。


☆☆☆☆☆


マリーの部屋は四肢が欠損している関係で、車いすでの移動がしやすい1Fにあります。

そして、食堂やお風呂、トイレなどの共用のスペースも隣接しています。


マリーを車いすに乗せて食堂に入ってゆくとちょうど朝食の時間で皆席についています。


マリーの席は車いすの高さに合わせて有る専用の席なのでそこに3人で座ります。


すると直ぐにメイドが来て食事をセットしてくれます。

そんな彼女も元奴隷で奴隷商人から買い求めました。


この館に住んで働いている女性は皆オーランドなどの奴隷商から買い取った女奴隷です。

父さまがマリー達を買い取ったせいで、同様な奴隷が市場に出るとオーランドの奴隷商が買い取って欲しいと父さまに連絡をくれるのです。


そうやって出てくる女奴隷のほとんどは帝国軍に随伴してきた洗濯・飯炊き女や元売春婦です。

元々帝国でも醜い扱いを受けていた女達なので、女奴隷として父さまの所に持ち込まれる頃には心身ともにボロボロになっています。


それを僕がマリー達と同様に癒しましたのでみんな僕に感謝してくれています。

そして僕を神々しい者を見るように見るのです。


まるで、みんなが僕の信徒のように振る舞うのです。

どうやら、ミル達が使徒として彼女達を啓蒙しているみたいです。


そのせいでこの別館は『若領主様の薔薇騎士の館』に加えて『若領主様の女子修道院』とも呼ばれています。


だから、ここで食事を取るのは少し負担なんです。

みんなから僕に向けられる目に込められる尊敬の念は重すぎますからね。


☆☆☆☆☆


さて、食事も済みましたので仕事の時間です。


「皆さん、今日もポーションの作成のお手伝いをよろしくお願いします」


僕は食堂でそう言ってから、僕の仕事部屋に向かいます。

口さがない人達からは、搾乳部屋なんて呼ばれている部屋です。

その言葉を聞いた時は本当に不愉快になりました。


でも、みんな本当に協力的で僕が声を掛けると先を競う様に僕の仕事部屋に向かってくれます。

そして、みんな僕に心を奪われた様な表情でいつも並ぶんです。


これって、やっぱりハーレムですかね?!

いや、違います、僕は7歳児です。

だからハーレムでは無いんです。


絶対に、きっと、多分……





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