85 破裂しそうな……彼女の胸

 遠くから、潮の香りが漂って来る。


「ねえ、光一。本当に良いの?」


「何が?」


「こんな高そうな海辺のホテルの宿泊代から何から、全部あなたが持つなんて」


 俺は椅子にもたれながらキーボードを打っていた手を止める。


「安いもんだよ。お前みたいな最高の女と二人きりで過ごせるなら」


 純白のワンピースに身を包んだ彼女は、目を丸くした。


「バ、バカ……」


 俺はパソコンをテーブルに置く。


「おいで、桜子」


 俺は手招きして、彼女を自分の膝の上に座らせる。


「おっ、すごい。桜子は尻も大きいな。すごくムッチリした感触が伝わってくるぞ」


「や、やだ、恥ずかし……んっ」


 俺は照れる桜子の唇を塞いだ。


「……可愛いよ、桜子」


「はぁ、はぁ……や、やめて、頭がおかしくなるから」


「安心しろ。お前の頭は、初めからおかしいよ」


「な、何ですってぇ~?」


 俺は騒ぐ桜子の急所をつねった。


「ふあああああああぁん!」


 ビクビクと震えた彼女は、クタッとして俺に身を委ねる。


 俺はそんな彼女の爆乳を揉みながら、


「海でハシャぐのも良いけど。こうして、静かなホテルで二人きり、のんびりと過ごすのが最高だな」


「わ、私はさっきから、のんびり出来ていないわよ……」


「どうして?」


「だ、だって、光一が……いじめるから」


「じゃあ、ちょっとソフトにしようか。……これくらいなら、どう?」


「あっ……本当に上手」


「嬉しいこと言ってくれるね。桜子も、その100cmのおっぱいがエロいよ」


「い、言わないで……」


「ちょっと谷間に、指を入れても良いかな?」


「な、何で?」


「最近の流行だから」


「い、良いけど……」


 ズププププ……


「くっ……はッ……こ、光一の繊細だけど男らしい指先が……私の胸の中を蹂躙して……すごい……あッ、はッ!」


「ただ、谷間に指を出し入れしているだけだよ?」


「で、でも……凄いの」


「ふふ……あ、そうだ」


 俺は桜子の胸から手を離す。


「や、やっと、胸を解放してくれるのね?」


「いや、まだまだだよ」


「へっ?」


「こっちにおいで」


 俺は桜子を浴室へと繋がる扉の前に連れて来た。


「え、もうお風呂の時間なの? それとも、お風呂で嫌らしいことをするつもり?」


「どちらも不正解だ」


 俺は桜子をこちら側に向くように誘導して立たせる。


「じゃあ、行くよ。桜子、おっぱいを前に突き出して?」


「い、一体何をするつもりで……」


 シューッ……ギュムッ。


 俺がスライドさせた扉が、桜子の爆乳を挟んだ。


 瞬間……


「ふああああああああああああああああああああああぁん!」


 桜子は絶叫した。


「ふふ、やっぱり桜子は、苛められている時が一番輝いているな」


「な、何を言うのよ……」


 俺はスス、と扉を少し開けてやる。


「そもそも、お前がいけないんだぞ? こんなにデカい乳をしているから。扉に挟まっちゃうんだ」


「あ、あなたが挟んで……」


 シューッ……ギュムッ。


「くはああああああああああああああああああああぁん!」


 また、桜子の絶叫が響き渡る。


「はーッ……はーッ……」


「どうだ? いた気持ちいいだろ?」


「バ、バカ……」


「じゃあ、今度は、このまま限界まで、じりじりと行くよ?」


「えっ?」


 俺はニヤリとして、桜子の胸をさらに追い込んで行く。


「んあッ!……あああああああああああああああああああぁん!」


 桜子の水風船みたいにタプタプな胸が、今にもはち切れそうになっている。


「や、やめて、光一……あッ……そ、そんなにされたら……」


 ギュチチチチ……


「はぅ!……わ、私の胸が……」


 桜子は口の端からフーッ、フーッ、と洗い吐息を漏らしている。


「――は、破裂しちゃううううううううううううううううううううぅ!」


 桜子は扉に胸を挟まれたまま仰け反り、グッタリとした。


 俺は扉を開くと、よろめく彼女を抱き締めた。


「ありがとう、桜子。最高にエロかったよ」


「ひ、ひどいわ……」


「それから、可愛かった」


「……ズキュン」


「ほら、それも可愛い」


「ズキュンキュン……♡」


 その後、俺は。


「あっ……それ良いの」


 桜子の胸を優しくケアしてあげた。







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