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・舞台



・概要


全体が茶色のねばねばが渇いて固まって作られている。

構造は直径20mほどの大きな部屋がいくつかと、それらをらせん状につないでいる直径2mほどのチューブ状の通路、全体から見るとアリの巣の中のようになっている。

部屋の中には壁や天井にねばねばで大きさ1mほどの卵がぶら下がっており、発行していて部屋の中はそこそこ明るい。

卵に触れたり息を吹きかけたりするとすぐさま孵化し、中から不細工なワイバーンの幼体が這い出てくる。

このワイバーンは紫色で、皮膜の翼に鋭い爪と牙、ぎょろついた目をしており、獰猛で貪食、共食いをはじめ自分と同程度の生き物を片っ端から喰らう。すぐに成長し、餌の量にもよるが一日でほぼ生体にまで成長し、口かねばねばを吐き出して捕食する能力を得る。また雌雄同体で、単体生殖で卵を産みまくる。

餌がなくなるとここのような巣をつくり、耐性卵を生んで餌が増えるまで休眠する。この一種で世界を滅ぼしかねない『生まれるべきではなかった』生物。

これらの巣は地下ではなく、廃墟となったビルとビルとの間にねばねばで張り付ける形で作られている。

外の世界は荒廃しており、引きちぎられた車や押しつぶされた液など、それなりに高い文明が滅ぼされているとわかる。

雑草が生え、虫や小動物は見られるものの、ネズミより大きな生物は見られない。

澄んだ空気、若干肌寒い気温、風は強く、雨は少ない。


・名前


『突撃騎士』リロイ


・外見


188cm 99kg

灰色の髪にたっぷりの口髭、顎髭も生え揃った男。

でかい口の中にはガッチリとした歯が並び、その目は子供のように澄んでいる。

漫画のようなマッチョ、腕は太く鳩胸で、だけども下半身はそうでもない。

青色の鎧を着ているが兜は付けていない。

手には鉈のような大剣を両手で構え、振り回している。

それとは別に焼いたチキンを持ち込んでいる。


・経歴


まんま異世界出身の騎士。

コメディーリリーフなトラブルメーカーで、だけども愛嬌あるキャラクターで愛されていた。

転生者のパーティーに入り、共に魔王討伐の旅に出ていて、その最終決戦にやらかした。転生者が最後の作戦会議をやっているところを後からやってきて、話を聞かずにさっさと突撃、中は大パニックに、それに乗じて、魔王を討伐してしまった。

伝説に残すには酷い結末に女神は激怒し、この世界に幽閉していた。

本人はこれが映画の撮影だと思っており、危機感はない。


・性格


マイペースで楽天家、好奇心旺盛で人の話を聞いてない。大きくなった子供。

せっかち、深く考えず、ノリで突っ込む。その結果トラブルが起こり、周囲に多大な迷惑をかけるも、あんまり反省してない。

アクション映画とチキンが大好き。派手好きで声がでかい。


・能力


完全なパワーバカ、重い鎧に大剣をもって考えなしに自分の名前を叫びながら突撃、相手は混乱する。

それでも単純な攻撃力はかなり高く、実際魔王の首を刎ねるに至る威力がある。

防御、回避などはいくら教えてもすぐに忘れ、罠となめんどいな話は聞き流して突撃する。


・戦法


とりあえずチキンを食べてる。

敵を見つけると大声で色々喚いた挙句、飛び切りの大声を上げながら突撃してくる。

当然、それによって多くのワイバーンが孵化し、追いかけてくるが突撃の速度には追い付けない。

それでひっちゃかめっちゃ課になって相手を倒す。

力こそあるがそれでも通常レベルであり、頭も悪く、特殊能力もないため、落ち着いて戦えば何の脅威でもない。


普通

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