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・舞台


銃乱射大学事件現場


・概要


周囲を畑に囲まれた田舎のど真ん中にそびえる場違いな近代的な建物の大学、銃乱射事件が起きた直後で、絶賛立て籠もり中。

大学内の建物のほとんどは校舎で、大小の教室と黒板があるだけ。一部にパソコン室や図書館、学食に教務員用のビルなどがある。駐車場などには燃えてる車があり、遠くからでも黒煙が見える。

当然死体も沢山転がっており、大半は銃弾で、一部は爆発により悲惨なことになっている。

場内には死体ばかりだが、場外には例外的に生きている人間の武装警察隊が包囲しており、場内との境界線に設置してある自動車爆弾により足止めされている。監視カメラや衛星画像、ドローンによって中に生きている人質はいないことはわかっており、動くものは全部狙撃してくる。

秋めいた気候、乾いて寒い。風はほぼ吹いていないが、


・名前


『立て籠もり犯と思われる男』カブヲ


・外見


173cm 69kg

田舎臭く、やぼったい男。

縦長の丸顔でたらこ唇に一本眉、普通の髪形で、無精ひげを生やしている。

手足は太いがほぼぜい肉、お腹もぽよんぽよんしている。

青いスニーカーに黒いズボン、白シャツにデニムの上着、オシャレな腕時計に腰には鍵をつないだ鎖をじゃらつかせている。


・経歴


大学生。高校では冴えない感じだったが大学デビューすればモテモテになれると本気で信じていた。

が、結果がこの様、挫折し、ネトゲーとネット小説に逃げ、チートな自分の夢想に浸っていたら、気が付けば単位がかつかつになっていた。

それで出席して授業を受けてたところに全く関係ない一派の銃乱射事件に巻き込まれる。

初めこそかっこよく相手を倒す自分を妄想していたが、それもできないチキンであり、それを笑ったと勘違いして一緒に隠れていた女学生を絞め殺している。

そこから生き残りたい一心で願い続けたら女神が現れた。

犯人を秒殺した女神に、これまでのことを感謝するだけにとどめておけばよかったものの、更に転生とチートを注文してしまったがために逆鱗に触れ、だったらそのための試練を受けよと戦いに投入された。


・性格


無知からくるナルシスト、世界を知らないから、世界から目を背け続けているから、自分が世界一だと本気で信じている。

楽してモテモテ、簡単に大金持ち、勉強できないだけで自分は天才、この境遇は運がないだけだと考えており、人が行う一切の努力を否定している。

ネトゲ―では積極的にチートツールを用い、違法アップデートの漫画や動画を好み、万引きを節約と呼び、いじめをしつけと呼ぶ、アグレッシブさのないクズ。

異世界に言ったら奴隷ハーレムを作る予定。


・能力


凡人以下。運動不足。学力も低い。

ただ万引きの経験からこっそりと移動する術には秀でていて、聞きかじった銃火器の知識、大学構内の間取りと、授業中に想像したテロリスト立て籠もりシミュレーションにより、どこが安全で、どこが狙撃されるかある程度理解している。

一番やばいのがその精神、自分が良ければ他人がどうなろうとかまわないサイコパスであり、利用できるなら何でも理世する神経の太さだけが秀でている。

微妙に演技もうまい。


・戦法


直接戦うよりも罠に引っ掛けることを狙う。

初手は死体の女学生に心肺蘇生しているふりをして相手に助けを求め、真っすぐ近寄らせて途中の狙撃危険ポイントへ誘い込む。

狙撃に失敗したならば狼狽えたふり、隙を見て死体の下に隠しておいた拳銃で銃撃。それも失敗したならば逃亡に入り、立て籠もり犯が残した武器や罠、周囲の警察からの狙撃を利用してくる。

最悪の場合、場外に逃亡を目指す。

女学生を殺した場面をドローンに目撃されていることは知らない。


普通

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