『自主企画用設定』女神からの九十九人の刺客

６５

・舞台

タールプール

・概要

黒いドロドロとしたタールが一面に広がっていて、ところどころドア一枚ぐらいの面積があるプラスチック製の浮きが何枚か浮かんでいる。

タールは自然に湧き出た原油に石炭と木炭が混ざったもので、張り付くと水で洗った程度では落ちない。また可燃性で、静電気程度で大炎上する。

ドアが出るのはタールの上に浮かぶ赤いプラスチックの浮きの上で、バランスさえ保てればべとべとは靴だけで済む。

空は青く、乾燥していて風も強く、肌寒い。静電気発生しやすい。また無害ではあるが可燃性のガスが程よく空気に混ざっている。

・名前

『超スゲー男』ルイ

・外見

１５９ｃｍ　５０ｋｇ

縦長の顔の男。白く脱色した髪、赤のカラーコンタクト、中二病真っ盛りな外見。かっこいいわけではない。

やせ型の体つき、インドア派だったらしく肌は白く筋肉もほどほど。

黒いズボンに黒いコート、背中に黒い剣を背負っている。どれもコスプレであって実用性はない。

ただ一つ、首から吊るした白い石のペンダントだけは本物、途方もないレアアイテムで、女神から直接手渡された。

・経歴

史上最高の転生者、大体思いついくビックイベントは実は裏で一人で解決してた、との口から出まかせで成り上がれるところまで成り上がった。実際は他者の活躍を奪い、オリジナルは社会的に抹殺し、実際何にもしないで成り上がった。

そして女神と謁見するまでに来たが、二十八秒でぼろが出た。

これまでの罪滅ぼしと、同時にそれだけで上り詰めた舌を評価し、この戦いで勝ち残れればチャラとなる契約を何とか取り付けた。

・性格

ナルシストでサイコパスでソシオパス、自分をよく魅せられればどんなことでもやる。

全体の利益よりも自己の利益を求める自己中心的な性格で、転生前から転売とか漫画違法アップロードとかやってた。

何よりも効率を重視する思考なので手段問わずの殺し合いには精神的な才能がある。

ヘビースモーカー。

・能力

身体能力は凡人。

舌と頭は良く回り、相手を言いくるめる術だけならばチートレベル。

売れるもの、優れているものに鼻が利き、先物買いや評論に関しても優れて入る。ただしその舌ゆえに信用できない。

女神のペンダント

超レアアイテム、その舌で絡み取った。

強力な加護が秘められており、念じれば女神を騙しきれた時間、二十八秒の間一切のダメージを受けなくなる。使い切りで、一度発動したら灰となって崩れ落ちる。

ライター

普通の百円のやつ。

・戦法

交渉、言いくるめでどうにかなるレベルはもう超えており、残るは実戦のみ。なので無駄なお喋りとか一切しない。

ただ着火する。それだけでタールは爆発的に炎上し、周囲一帯を灼熱地獄へと変える。熱、炎、衝撃、酸欠、それらから二十八秒間ペンダントで乗り切り、その間に相手が死ぬことを祈るしかない。

わかっていても指は震えるため、着火に手間取ることが多い。

面倒