第284話 令和2年12月10日(木)信一さんの苦悩

 こんにちは美優です。今日はパパとママの会話から始まります。ではスタート。

深沢宝徳:涼香。アメリカの大統領はバイデンさんになったよな。

深沢涼香:そうね。バイデンさんは世界のことを考えているからね。

深沢宝徳:だが、中国とアメリカの仲悪いよな。両方とも親交のある日本は大変だな。

深沢涼香:日本はどうするんだろう。

深沢宝徳:信一さんも大企業計画ができていれば手を打てるらしい。

深沢涼香:でも、信一さん。間に合うかなあ。

深沢宝徳:すぐに戦争になることはないだろう。

深沢涼香:止められる人はいないの?

深沢宝徳:中国をどう納得させるかが難しいところだな。

深沢涼香:中国は人徳を重んじる国よね。中国のやり方はどうなっているんだろう。

深沢宝徳:だが、信一さんが大企業計画ができていれば、手は打てるらしいが、信一さんにはお金がない。小説のコンテストに入賞しないと、運転資金が得られない。

深沢涼香:あと、信一さんの塾計画、資格が欲しいみたいよ。

深沢宝徳:それで、勉強しているんだろ。

深沢涼香:東大に入れれば、塾運営は楽なんだけどね。

深沢宝徳:東大は信一さんの夢だからな。

深沢涼香:でも、彼女ができないと受験は無理みたいよ。

深沢宝徳:だが、逆に、彼女ができれば、東大に挑戦できるんだよな。

深沢涼香:信一さんは塾をやれば儲かると思っているんだよね。

深沢宝徳:信一さんの教え方は上手だからな。

深沢涼香:コンテストがダメだったら塾をやろうと思っているみたいよね。

深沢宝徳:でも、塾の開店費用がない。塾をやる前に家庭教師で稼ぐしかないな。

深沢涼香:でも、なんかいい方法はないの?

深沢宝徳:デートゲームはアイデアを売ろうと考えていたみたいだが、パソコンが壊れたからおしゃかになったみたいだ。

深沢涼香:バックアップ取っていなかったからね。

深沢宝徳:また、作っても盗まれるのではちょっとやる気は出ないな。

深沢涼香:アイデア系が盗まれるから、後は教育系か企画系か資格系ぐらいしかないのよね。

深沢宝徳:信一さん。苦悩しているな。

深沢涼香:信一さん。本気で、この世を憂いているし、人類は皆家族と思っているからね。

深沢宝徳:信一さんはまずは何かで成功させてあげたいな。

深沢美優:パパ、ママ、何の話?

深沢宝徳:信一さんの話だよ。

深沢美優:ふーん。

深沢宝徳:信一さんに今、必要なのは資金と彼女だな。

深沢涼香:信一さんの大企業計画で本当にこの世が救われるのにね。

 と、今日は信一さんの情報を流しました。大企業計画がうまくいくといいですね。じゃあ、またね。See you again. 

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