第172話 破壊されたカイン王国

 ケトンとミクは再び小説の中へ入った。と、そこはカイン王国の地下室であった。

ケトン:ミク。上へあがるぞ。

ミク:うん。

 と、上へあがったら、なんと王国の城が破壊されていた。

ジーコ:ケトン。いいところに来た。

ケトン:何があったんだ?

ジーコ:キジンの部下に責められた。

ミク:ギジンの次はキジンね。

ケトン:名前のキに濁点がなくなるだけで、ギジンとキジンはどう違うんだ?

ミク:私の推測だと、ギジンは擬人でキジンは鬼神だから、偽の人間と鬼の神との違いがあるようね。

ケトン:それじゃあ、天と地の差じゃないか。

ミク:で、ローラは何処にいるの?

ジーコ:サマンサ王国にいる。だが、守りに残しておいた十大弟子が全員キジンの配下にやられてしまった。

ケトン:俺たちが苦労した十大弟子が簡単にやられたのか。

ジーコ:そうだ。

ケトン:ローラはサマンサ王国へ何しに行ったんだ?

ジーコ:会議だ。5人の大魔王と各国の国王が集まって会議をしている。キジンをどうするかについてだ。

ケトン:だが、キジンの部下をどうやって追い返したのだ?

ジーコ:我が国には7本槍がいる。7本槍が追い返した。

ケトン:7本槍はそんなに強いのか?

ジーコ:我が国の精鋭中の精鋭だ。

ビル:ケトンさんではないですか。良くおいでになりました。

ケトン:あなたは確か、7本槍のビル。

ビル:はい。後の6人は他で待機しています。ケトンさんはこれからどうしますか?

ケトン:まずはサマンサ王国へ行くよ。

 と、ケトンはミクとサマンサ王国へ行った。

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