第171話 アインシュタイン研究所へ戻る。そして再び。

 ケトンとミクはアインシュタイン研究所に戻った。

アインシュタイン:ケトン。ミク。ずるいぞ。自分たちだけ楽しんで。

ケトン:アインも行ったじゃん。

アインシュタイン:本の中にいる私は私が書いた私じゃ。

ケトン:は?

アインシュタイン:つまり、自分のキャラを本の世界に書いただけじゃ。

ケトン:なるほど。

アインシュタイン:だが、ローラについて行ったケトンとミクは正解だったな。予測ができない展開で読んでて面白かったぞ。

ケトン:読んでいた?

アインシュタイン:そうじゃ。そして、少し展開をいじったりしたがな。

ミク:小説を書き換えたの?

アインシュタイン:設定を変えただけじゃ。じゃなきゃ、ケトンとミクがクリアーできるように。

ケトン:ということはアインが俺たちの運命を操作していたわけか。

ミク:私たちの世界も誰かに操作されているかもしれないね。

アインシュタイン:で、まだ、帰ってくると思っていなかったから。ニューキャラを作っちゃったぞ。

ケトン:それは誰だ?

アインシュタイン:もう一人の超魔王。キジン。いや、超魔王というより鬼神じゃ。ギジンの数倍強い。

ミク:じゃあ、ローラたちが大変じゃない。

アインシュタイン:今度は私も行くぞ。と、その前にトイレじゃ。

 と、アインはトイレに行った。

ケトン:ミク。今からまたカイン王国へ行くぞ。

ミク:え?博士を置いていくの?

ケトン:二人の方が楽しいだろ。

ミク:それもそうね。

 と、ケトンとミクはまた、アインを置いて小説の中へ入って行った。

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