第81話 ヒョン対ウラン

 その頃ヒョンがローラ王女を困惑させていた。

ヒョン:ローラ王女。どうだ?魔王軍に降伏しないか?

ローラ:……。やっぱりできない。

ヒョン:よく考えてみろ。人間に大義名分があるのか?

ローラ:それなら、魔王軍には大義名分があるの?

ヒョン:大魔王ダカン様はすべての人が生きられる世の中をお望みだ。邪魔者を排除しようとする人間どもとは違う。とはいえ、人間でもすぐれたものは魔王軍に登用したいがな。

ローラ:じゃあ、魔王軍が人間を占領しようとするわけは何?

ヒョン:人間がこの世の道理を壊そうとしているからわが大魔王ダカン様が立ち上がったのだ。この世の統率のために。

ローラ:でも、私たちが大魔王に何をしたというわけ?

ヒョン:だから、ローラ王女は生かそうと思っているのだ。

ローラ:え?

 と、そこに、ウランとジーコとヒートが現れた。

ヒョン:と、ヒョンなところに邪魔が入ったな。ウランよ降参するか?

ウラン:降参する理由はない。

ヒョン:ウラン。お前では勝てないぞ。

ウラン:俺は、賢者の宝石でレベルアップした。武道大会の時とは違うぞ。

ヒョン:どう違うのだ?

ウラン:こう違うのだ。「昇竜剣」

 ウランはいきなりヒョンに襲い掛かった。

 ヒョンはかわした。

ヒョン:ほう。前より強くなってるな。

ウラン:「強力金縛りの術」

ヒョン:「気合」

 ヒョンは金縛りの術を破った。

ヒョン:ウランこれを喰らえ「パルス光線」

 ウランはこれをかわした。

ヒョン:何?

ウラン:「百竜剣」

 ヒョンはウランの攻撃をまともに受けた。

 ヒョンは立ち上がった。

ヒョン:正直ケトンの方が威力があったぞ。ウラン。これでも喰らえ。「強力パルス光線連射」

 ウランはヒョンのパルス光線をよけきれなかった。

 ウランは倒れた。

ヒョン:ジーコ。ヒート。貴様らはどうする?

ジーコ:これが大魔王四天王の力。

ヒート:ジーコ様。我々では勝てません。

ジーコ:だが、ローラ姫を守らなければならない。

ヒョン:ジーコ。ヒート。どうする?






















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